ヨウラクタマアジサイ 6号 「12年入荷株」

ヨウラクタマアジサイ 6号 「12年入荷株」 →→→写真は11年6月21日。木の状態は季節により変化いたします。127a普通のアジサイが花を咲かせた後、花を咲かせるのがこの「タマアジサイ」です。遅咲き種です。 アジサイの花は両性花と呼ばれるおしべやめしべのある花と装飾花と呼ばれるガクが花びらのように発達したものと区別しています。ガクアジサイの中央部の小さい花が両性花で周りの大きい花が装飾花です。手まり状の普通のアジサイはすべてが装飾花になったものです。さて、タマアジサイですが葉の形はノリウツギの葉とよく似ています。福島県から岐阜県にいたる本州と伊豆七島に自生するもので、ツポミの形が球状になっているのでタマアジサイと呼ばれるようになったものです。Hydrangea.involucrata Sieb. に分類され 花形に多くの変異株があります。基本種はガクアジサイのように淡い紫色の両性花と白い装飾花があり、装飾花のガク片は4個です。基本種は花が開いてしまうとヤマアジサイ(ガクアジサイ)とあまり違いがありません。球のように付いていたガク片は落ちてしまいます。変異種のひとつに「ヨウラクタマアジサイ」という伊豆大島原産の品種があります。これは装飾花が多く、全体が装飾花で覆われ、装飾花は八重で塔状になり全体が白い色をしています。咲き始めはこぼれるようにと表現されるような咲き方をします。大変美しいので人気があります。また同じ伊豆大島原産の「三原九重玉あじさい」というのがあります。これはテマリアジサイと呼ばれるものと同じ系統だと思います。これは花全体が装飾花で覆われ非常にめずらしいものです。そのほか装飾花も両性花も八重状になった「ヤエノギョクダンカ」f.hortensis Ohwi。装飾花のガクヘン数が多い「ココノエタマアジサイ」f plenissima Tuyama。両性花の花弁が白色の「シロバナタマアジサイ」f leucantha Sugimoto。等があります。(露地栽培)湿地を好み、水切れするとしおれてしまいますが、水を与えるとすぐに回復します。午前中数時間日が当たり、用土が乾燥しない場所が適しています。露地植えして放任すると背丈は2mくらいになり、根元から次々に枝を出し株立ちになります。株は根元から枝を出しその先端に花を付け古くなった枝は多くの花をつけますが花房が小さくなります。大きな花を付けさせるためには、古くなった軸は根元から切り取り、新しい軸と交代させると良いでしょう。(鉢植え栽培)鉢植えで栽培する場合は、保水力のある用土を用い、乾燥させないようにすることが大切です。特に花芽をつける7月以降は大変水をほしがりますから、天気の良い日は腰水をしてもよいでしょう。一度しおれても水を与えると復活するのですが、軸が曲がってしまったりすることがあります。つぼみが膨らんでくるとその重みで垂れ下がる事もありますから、つぼみが大きくなってきたら支柱を立てて固定しておくとよいでしょう。(植替え)鉢栽培では植え替えなどをして根詰まりにならない注意も大切です。開花期のころからは成長が旺盛ですから、鉢植えの場合は水枯れ、根詰まりを避けるために植え替えは必要です。用土には保水力のある鹿沼土などを加えると良いでしょう。少しでも水枯れを起こすと葉がしおれたり、葉の周りが茶色く枯れたりして見苦しくなりますから、植替え後も保水を心がける管理が必要です。

販売店:千草園芸

¥3,780 送料別
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