≪西陣最高峰…本爪掻綴れ織≫【中村國三郎】伝統的工芸品・西陣爪掻本綴れ織り八寸名古屋帯「彩波涛」 

≪西陣最高峰…本爪掻綴れ織≫【中村國三郎】伝統的工芸品・西陣爪掻本綴れ織り八寸名古屋帯「彩波涛」  絹100%・金属糸風以外 長さ3.6m(お仕立て上がり時)西陣織工業組合証紙No.463【中村國三郎】謹製(紫証紙)経済産業大臣指定伝統的工芸品証紙表示者登録番号入「日本の絹」証紙付き*******************お探しの方…いらっしゃることでしょう。正真正銘の国産西陣織。爪掻本綴帯を一挙取り揃えてご紹介致します!西陣の帯の証といえば金のメガネ証紙。なかでも、その証紙が『紫』のものにしか名乗ることが許されないものが、今回ご紹介の≪爪掻き本綴れ≫の帯になります。京の問屋間では、まったくと言っていいほどに皆無な状態。ただでさえ、相当な時間・労力のかかる爪織綴でございます。今回、中村國三郎先生の工房を直接お伺いし、取り揃えてご紹介させていただくことが叶いました!*******************【中村國三郎・爪搔本綴】八寸名古屋帯のお届けです。中村氏は御歳98歳(大正2年生まれ)で、現在は後継に託されていますが、数年前まで現役でいらっしゃいました。おひとりで丁寧に70年以上織り続けてこられましたため、大きな機屋さんのように名前が出ることはあまりございませんが、西陣では中村さんにお願いすれば間違いないと言うほどの定評がございます。この度、縁あって工房をお伺いしてまいりましたが、たくさんの機が並んでいるような大手の機屋さんと違い、たった一台の機で、おひとつおひとつ丁寧に織り続けていらっしゃいました。綴れ帯を織る際には、一日で織り進めることができるのは1cmにも満たないとのこと。一本の帯を織り上げるのに必要な時間と労力を考えますと、本当に気が遠くなってしまいます。年々その織手の高齢化により、西陣で織り上げられる爪掻本綴れは減少しています。爪掻本綴の織リ手さんは、常に指の爪先にヤスリをあてノコギリの歯のように刻んでおきます。文様を織る際、図案(下絵)を経糸の下に挿し込んで経糸を透かして見ながら、経糸を杼(ひ)ですくい緯糸を越して織り込んでいきます。そしてノコギリの歯のように刻んだその爪で、緯糸を1本1本掻き寄せ、織手の感性により織り込んでいき、筋立て(すいたて)という櫛で織り固めます。織機が、自動的にその列に入る経糸をひきあげてくれるのではなく、いちいち1色づつ下絵を見ながら織り込んでゆく作業になります。ですから霞や雲取りなど、横に長い図柄は比較的楽に織りすすめられますが、本品のように縦に長く多彩ないろどりの図柄は大変な作業が必要となります。また、経糸を覆うように織り上げられる織風は裏表同じ柄であがり、長年の使用で汚れた時などは裏を整理してお仕立て直すことも出来ます。織りの最高峰と言われる爪掻本綴れ…密でしっかりとした織り味の、お色は凛と、どこまでも深い黒。お柄には、まるで染め描いたような風情が大胆に印象的、かつ繊細な「波涛」の意匠が込められております。ひと目で分かる極上の佇まい…こちらのお品は爪綴れ帯でも特にハイクラスのものです!お太鼓柄でありながら、どっしりとした存在感、清雅な気品を感じさせる仕上がりとなっております。バランスのとれた色彩、シンプルだからこその味わい深い表情でございます。大人の女性の品格、フォーマルからセミフォーマルの和姿に。訪問着、付下げ、色無地、小紋などのお着物とのコーディネートで、名匠の技量を存分にご堪能くださいませ。「日に寸、五日に寸、十日に寸」と言われる気の遠くなるほどの日数と過程。わずかづつ完成されてゆく、美への情熱がこめられた爪掻本綴。匠の手によって我が子のように大切に製作されたお品でございます。母、子、孫へ…和の伝統という大きな歴史とともに、大切に大切に受け継いでいっていただければ…と、願ってやみません。当方で八寸帯のお仕立てをご要望される場合はこちらより(爪織綴八寸帯お仕立て) 当方でガード加工をご要望される場合はこちらより(ガード加工 帯) [A0G000000RXA5T]-[TP:安井]-[PS:安井]-[CH:西村]-[文責:西村]-[mko5RXA]-[0808012]▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。

販売店:京都きもの市場 楽天市場店

¥285,000 送料込
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