『四十八手酒杯コレクション』

『四十八手酒杯コレクション』 ■寸法:杯(径80×高さ22.7、重さ:40g)      :収納箱(幅41×高さ24.5×奥行32.5cm重さ:3.9kg) ■素材:杯(磁器)     :収納箱 (桐に塗装、蒔絵風仕上げ)■セット内容:酒盃48枚、収納箱(引き出し4段、一 段に酒盃12枚収納)、         光源台、ルーぺ、四十八手解説書■お届けに約1ヶ月を要します。■送料は1点につき別途630円(税込)をお申し受けます。BODY {FONT-SIZE: 15px; COLOR: #333333; LINE-HEIGHT: 24px}TABLE {FONT-SIZE: 15px; COLOR: #333333; LINE-HEIGHT: 24px}TD {FONT-SIZE: 15px; COLOR: #333333; LINE-HEIGHT: 24px}DIV {FONT-SIZE: 15px; COLOR: #333333; LINE-HEIGHT: 24px}BODY {MARGIN-TOP: 0px; SCROLLBAR-HIGHLIGHT-COLOR: #4b4b3a; SCROLLBAR-SHADOW-COLOR: #4b4b3a; SCROLLBAR-3DLIGHT-COLOR: #4b4b3a; SCROLLBAR-ARROW-COLOR: #4b4b3a; SCROLLBAR-TRACK-COLOR: #fafbd7; SCROLLBAR-DARKSHADOW-COLOR: #4b4b3a}A {COLOR: #a02b2b}A:unknown {COLOR: #a02b2b}A:hover {COLOR: #ff6666}A:active {COLOR: #ff6666}IMG {BORDER-RIGHT: 0px; BORDER-TOP: 0px; BORDER-LEFT: 0px; BORDER-BOTTOM: 0px}■《四十八手》とは、男女の交情(こうじょう)の姿を、四十八種に分けたもので、江戸時代、遊廓(ゆうかく)などの常連で色の道に詳しい通人(つうにん)の間に、次第に形作られていきました。すでに、平安時代には、わが国最古の医学書『医心方(いしんほう)』の中に、病気の治療法のほか、三十種類もの「性の体位」が記されていたといいます。 しかし、いわゆる《四十八手》の様相が、庶民の風俗文化に浸透していったのは、江戸の絵師 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)が描いた、浮世絵春画『男女の取組色道四十八手(とりくみいろのみちしじゅうはって)』によるものとされています。■人目を忍び逢瀬(おうせ)を重ねる男女、そのあられもない姿を描いたこの春画は、それまでのかたくるしい医書とはまるで違った視線で、《性の交わり》のリアルな姿を、大らかにとらえていました。さまざまな体位を、相撲の取り口に「見立て」 るという、遊び心あふれた表現。流麗な線と、鮮明な色彩、文学的素養にあふれた色道絵巻は、またたくまに、江戸の通人(つうにん)、粋人(すいじん)たちの心を奪ってしまいました。《四十八手》の絵柄は、絵師たちの定番となり、尾形光琳(おがたこうりん)、喜多川歌磨(きたがわうたまろ)、葛飾北斎(かつしかほくさい)など、当時人気の絵師たちによって、繰り返し描かれ、芸術性の高い美術作品となっていったのです。■「正常位」「乗馬位」などという名称は、なんとも即物的で味気ないものですが、江戸の通人たちは、それぞれの姿態に「網代本手(あじろほんて)」、「松葉(まつば)くずし」、「茶臼(ちゃうす)」、「ひき蛙(がえる)」、「御所車(ごしょぐるま)」、「宝船(たからぶね)」などという、文学的でウィットに富んだ名称をつけました。このエロティックでありながら、詩的情緒すら漂わせる個性的で繊細なネーミングは、古今東西の「性の体位」を説いたあらゆる書物類と、一線を画しています。■おそらくは、当時、最先端の感性を持った、遊び好きの文人と、吉原(よしわら)や島原(しまばら)の高級遊女との日々の交情、研鑽(けんさん)から、このような日本独自の豊かで芸術性にあふれた性文化が、育まれていったに違いありません。■《四十八手》の浮世絵春画を集めた画集や、春画や枕絵が覗けるような酒盃(しゅはい)は、いま人気を呼んでおり、稀少価値が高まっています。中でも本品のように《四十八手》を一揃いにして、透かし絵にした酒盃コレクションは、いまだこの世に存在していません。まさに、江戸の通人たちにも、垂涎(すいぜん)の逸品です。ぜひ、この機会に、ご所蔵くださるようお願い申し上げます。■本作品『四十八手酒盃(しじゅうはってしゅはい)コレクション』は、男女の四十八の和合(わごう)の姿を、超細密な透かし絵で写した、これまでになかった美術工芸品です。 木箱の中に、綺麗に納められているのは、上品にして、雅びやかな盃。しかし、その一枚を手に取って、裏から光を透かして見れば、そこにくっきりと浮かび上がるのは、目を疑うばかりの男女の裸身の絡み合い。それがなんと、全四十八枚。粋で艶っぽい、江戸趣味にあふれた、通好みの特製酒盃(しゅはい)コレクションです。■本品は、菱川師宣(ひしかわもろのぶ)の『男女の取組色道四十八手(とりくみいろのみちしじゅうはって)』、『秘技百態(ひぎひゃくたい)』『鴛鴦閨房秘考(おしどりねやのしぐさ)』『色道智恵潤』などに伝承されてきた四十八種の性愛の体位を、熟練職人が「透かし絵」にした秘蔵の酒盃(しゅはい)です。 −さて、その盃の中を、チョイと覗いて見れば…。 そこには、今でいう正常位の「網代本手(あじろほんて)」を手始めに、女性が蝶の羽のように両足つま先を浮かせる「揚羽本手(あげはほんて)」。座位のままで絡みあい、丹念に愛を交わす「唐草居茶臼(からくさすえちゃうす)」、「忍び茶臼(しのびうすちゃ)」。後背位から男性が攻める「出船(でぶね)うしろ取り」、「つぶし駒掛(こまが)け」。さらには、男女ともに大胆な「椋鳥(むくどり)」、奔放な「さかさ椋鳥(むくどり)」。 そして、いよいよ四十八手目には、女性を抱きかかえつつ、仁王立ちする「やぐら立ち」の雄姿……。■仄(ほの)かな光を透かして、妖(あや)しく浮かび上がる、秘め事の数々。全四十八体位の露(あらわ)な開陳(かいちん)です。この人目をはばからぬ、奔放な「秘蔵版 超細密透かし春画」の世界に、必ずや、ゴクリと唾を飲むことでしょう。しかも、それぞれの愛の形に、さりげなくつけられた、機知(きち)豊かにして、情趣(じょうしゅ)あふれる名称の面白さ。そこには、いかにも江戸吉原(よしわら)や、色町(いろ)の遊廓(ゆうかく)にくり出して、「蘊蓄(うんちく)と実践」の双方に、遊蕩(ゆうとう)の日々を過ごした江戸の通人たちの洒落っ気と教養が、色濃く感じ取れます。■四十八手の酒盃(しゅはい)が納められているのは、上品な朱塗り収納箱。仲睦(なかむつ)まじい鴛鴦(おしどり)の絵も麗(うるわ)しく、しどけなく下がった縄暖簾(なわのれん)が、誘(いざな)うように開かれ、「秘蔵のお宝」を心憎いばかりに演出。四段の引き出しには、それぞれ十二枚の盃。「朱」と「藍」の二色です。風雅の美学に包まれた色の道という、絶妙なる仕掛けです。■『四十八手酒盃(しゅはい)コレクション』をご購入された方には、特製の「光源台」を無料贈呈。蛍光灯の無機的な光ではなく、まるで行灯(あんどん)の明かりのような朧(おぼろ)げな光で、盃の底の透かし絵を、ご覧いただけます。障子を通して、他人の秘め事を覗き見するような、不思議な趣(おもむき)を醸します。さらに、「細密透かし春画」の細部を詳しくご覧いただくために、「ルーペ」をプレゼント。■ 本作品は、東京書芸館からのみのオリジナル特別頒布作品です。現代において、入手困難な《四十八手》の浮世絵集や春画酒盃。中でも《四十八手一揃い》の酒盃コレクションとなると、全く存在すらしていませんでした。これまでになかった美術工芸品であり、他では一切入手できません。現代にいながらにして、色好みの江戸の通人の世界を堪能できる『四十八手酒盃コレクション』。この機会にぜひ、ご所蔵ください。 本品には、四十八手それぞれの体位を図解した解説書がついています。絵皿一枚一枚と照らし合わせ、じっくりとご覧いただけます。

販売店:東京書芸館

¥140,000 送料別
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