未発行1銭陶貨 | |
直径:15mm 量目:0.80g 発行:昭和20年(1945)有田、京都、瀬戸にて製造されましたが、終戦となり使用に至らなかったコインです。グレードは上クラスです。・陶貨の製造第2次大戦中、アルミに代わる最後の貴金属貨幣として登場した錫貨でしたが、戦局の悪化につれて制海権の維持が難しくなると錫の確保にも支障をきたすようになりました。こうした情勢から陶貨の製造が検討されました。造幣局では錫貨の製造を始める前にすでに貨幣素材として金属を使用することが不可能になった場合を考慮して昭和19年 1月頃より代替品の研究を始めており10月には陶貨製造準備委員会を設置して具体的に検討を進め翌20年 4月には製陶業の盛んな下記3地方に請負工場を指定し、終戦までに 1,500万枚の製造しましたが当時はまだ 1,000万枚不足するので発行を見合わせているうちに 8月15日の終戦となり、陶貨は発行されることなく、製造された貨幣は粉砕破棄されました。 (請負工場に指定された3社) 京都府・京都市 松風工業株式会社 10銭・1銭 愛知県・瀬戸市 瀬戸輸出陶器株式会社 5銭・1銭 佐賀県・有田町 協和新興陶器有限会社 1銭素材が陶土であることから図柄も簡単なものが選ばれ、1銭は表に「壹」(いち)だけとして「銭」を省略、裏面も「大日本」の文字だけとして年号は省略されました。また、富士をもってゆるぎなき日本の姿を、桜をもって日本精神を表わしたとのことです。 (あいこいんずニュースNo.38より抜粋)
販売店:アイコインズ・楽天支店 ¥2,000 送料別 | |
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