広重「雪・月・花」

広重「雪・月・花」 詩情、旅情豊かな作風でファンを魅了した広重は、大胆な構図や奇をてらうような作図を得意とする北斎とは対角をなしており、二人の作風に世界中のファン、コレクターも二分されているようです。  しかしながら、北斎に比べ、広重ファンが国内に多いのは、争いごとを好まず感性でものを見、盛者必衰を常に心に置く民俗性からくるものなのでしょうか。 当時、総天然色と見まごうばかりの浮世絵版画が錦絵とうたわれ、顔料(絵の具)も豊富になってきたであろう江戸末期に、あえて紙本来のもつ白さを生かしながら、藍を基調に制作されたこの作品は、旅情詩人・広重の晩年を飾るにふさわしい逸品です。人物を排し(ほんの小さく描かれてはいますが)幻想的で、時の止まったような静謐さを漂わせる作風からは、自己と自然を一体化させた作者の姿勢がうかがえ、観る者に無常感すら与える秀作です。(高橋工房・高橋由貴子) 歌川広重「雪・月・花」 内容 大錦版(22×35cm)3枚で1作品×3セット 制作 高橋工房 ・雪 「木曽路之山川」・月 「武陽金沢八勝夜景」・花 「阿波鳴門の風景」 塩の満ち引きにより起こる 海峡の渦潮を花に見たてたものです。 モニターにより、色の見え方が実際の商品と異なることがございます。 注文が集中した場合など、発送が遅れたり、在庫切れで販売できなくなる可能性がございます。 在庫が切れた場合、約2ヶ月ほどお待ちなっていただく場合がございます。

販売店:イン ナチュラル 楽天市場店

¥220,500 送料込
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