アルフォンス・ミュシャ作・リトグラフ「椿姫」

アルフォンス・ミュシャ作・リトグラフ「椿姫」 ■作家:アルフォンス・ミュシャ■額サイズ(約):横54×縦107×厚3cm※高級金装飾美術額縁※限定300部制作※エディションナンバーは選べませんのでご了承ください。※品質管理上、特注額縁にシートをその都度セットしている為、お届けに1週間〜10日間程度の日数がかかる場合がございます。劇的な運命をたどったアルフォンス・ミュシャの一生 19世紀最も有名な女優サラ・ベルナールとの出会い。 19世紀の末、パリのルネサンス劇場にて一つの舞台が注目を集めた。主演は当時のフランスの大女優サラ・ベルナールそしてもう一人の主役となったのが、舞台劇「ジスモンダ」の劇場ポスターを描いた当時まだ無名の若い芸術家アルフォンス・ミュシャであった。 1894年の暮れ、座付きの画家のポスターに不満があったサラ・ベルナールは急遽、新たな画家に「ジスモンダ」のポスター製作を依頼しようとした。しかし暮れもおしせまった12月26日、名のある画家達は皆、故郷に帰っていてパリに残っていたのは、名もない貧乏画家だけである。ミュシャにとっては、またとないチャンスであった。 間もなくパリの街角をミュシャの斬新なポスターが飾った。ビザンチィン模様のモザイク風に表されたタイトル、流れるような曲線の植物模様を取り入れた大胆な衣装、全体を包むやわらかな色調、それにわずかに添えられたスラブ的な異国のエッセンス…どれをとっても、これまでにはない新しい趣向に満ちたポスターであったミュシャはサラの心のみならず、時代の心をしっかりとつかんでしまった。 ミュシャはサラ・ベルナールとの契約により「椿姫」「遠国の姫君」などの舞台ポスターを次々と描き、1896、有名展示ホール「サロン・デ・サン」で最初の個展を開いた。 以後、モナコ・モンテカルロやセントルイス万国博覧会の観光ポスターや紙巻タバコのJOBの有名宣伝ポスターを手がけるようになった。 アルフォンス・ミュシャの出世作品であるサラ・ベルナールの代表作のひとつ「椿姫」の復刻版リトグラフシートが、国内大手美術商を通じてアメリカから輸入することができました。 現在、ミュッシャの正規復刻リトグラフは市場でも少数しか流通しない稀少作品。弊社では、5年以上も前よりミュシャ作品については特別契約により優先で入手可能。 シート状態は良好です。A+ ご購入が決定してから保管したシートをオリジナル高級金彩美術額縁にセットいたします。お届けには約10日間程度ようします。 ※シートを最良の状態でお届けできるようにする為、何卒ご了承ください。 ご注意!エディションナンバーは選べません。 限定300部制作のエディションNoがシートにサインしてござます。 下記のエディションNo6/300は、撮影用のサンプル画像となります。お届けする作品のエディションナンバーと異なりますのでご了承ください。 リトグラフの裏面に正規復刻版作品である『証明書』が貼られています。 和訳した文書です。 正規作品証明書 このポスター(版画)は Park South Presentations Ltd. で Lithoverite により製作されました。 それぞれのポスター(版画)は時代を経て新しいオリジナル芸術版画作品として、手摺り版画と同じ様な手法により製作されています。本当のリトグラフは、各色それぞれ異なった「版」により摺られ。そして多数の版により仕上げられます。各色のための版は手作業により製作されます。それぞれの図柄に対して7版以上を使用します。プリント時は大変上質な紙を使用します。今日では製版できる職人は大変少なくなりました。作家の権利保護のもと特別な脚色により、サイズのみ変更してあります。 【作品説明】 ポスター原作は、アルフォンス・ミュシャが1896年制作 サラ・ベルナール主演劇場舞台でタイトル「椿姫のポスター」 ミュシャは、サラ・ベルナールの出世作である「ジスモンダ」を初め「椿姫」、「ラ・プリュム」、「トスカ」など舞台ポスター7点を制作している。 この劇場作品は、1848年にフランスで出版されたアレクサンドル・デュマ・フィスの悲恋物語の小説を1896年にサラ・ベルナールが「椿姫」として再演した舞台劇です。 舞台の中でサラ・ベルナールが着用した純白の衣装が当時ファッション界でも大変な話題となった。実は、この純白の衣装はサラがミュシャにデザイン依頼して作らせたものであった。 「椿姫のポスター」の、白い衣装と白い椿は純愛を表わしサラが演じる椿姫の「永遠の愛」を見事に表現した作品として仕上がっています。 サラ・ベルナール自身も椿姫のポスターを気に入っており1905年と1910年の2度のアメリカ公演の舞台ポスターとして使用したことでも判ります。 【作品仕様】 ※未使用新品のシートをその都度額装してお届けします。  (作品のお届けまで、約10日程度) ◆作品名 「椿姫」 ◆作者名 アルフォンス・ミュシャ ◆技法 リトグラフ ◆工房 Park South Presentations Ltd. USA ◆刷 り師 Lithoverite ◆高級金装飾美術額縁(新品) ◆額サイズ (約)横54×縦107cm×厚み3cm ◆限定300部制作 ◆エディションナンバーは選べません。 ◆アルフォンス・マリア・ミュシャ Alfons Maria Mucha(1860〜1939) 1860年7月24日 モラヴィア(現代のチェコ)イヴァンチッチェに生まれる。 地元ブルノ中学校を中退後に地方裁判所へ就職。 19歳 ウィーンで美術学校でデッサンを習う。 25歳 エゴン伯爵の援助でミュンヘン美術アカデミーへ入学 28歳 パリのアカデミージュリアンで美術の習う。 1885年に女優サラ・ベルナールのポスター「ジスモンダ」がミュシャの出世作となる。また、ユダヤ系の売春婦であったサラが、その後19世紀で最も有名な女優となるきっかけが演劇「ジスモンダ」であった。 サラ・ベルナールとの出会い以降、女性の姿を星・花・宝石で表現する連作のポスター、装飾パネルなど秀作を数多く手掛ける。また、雑誌の挿絵も数多くの名作を作りあげた。 1910年 故郷のチェコに帰国、愛国心を喚起する多くの作品を制作。 1939年 第二次世界大戦によりナチスドイツ軍がチェコスロヴァキア共和国解体、そしてミュシャは逮捕され間もなく79歳の生涯を終えた。 アルフォンス・マリア・ミュシャは、フランス・アール・ヌーボー美学の形成に役割を演じた人物で、自然界にあるものを巧みに抽象化・様式化して曲線と直線がおりなす装飾的フォルムを作り出しました。ミュシャの作品は、19世紀末のヨーロッパでは革命的であり、女性を表現する芸術はエレガントで流麗、また洗練された細部の仕上がりと美しさの完璧なバランスは、世界的にも評価を受け「ミュシャ様式」というスタイルを確立し今もなお絶大なる人気と人々の記憶に残り愛され続けられています。 ◆ミュシャ作品と日本 ミュシャの作品は、今でこそ日本でも人気の作家として知られているが当初、日本ではほとんど知られていなかった。 ミュシャが日本で大衆に知れ渡ったのは明治時代に発行の「明星」という文学雑誌で模倣されたことが大きい。その頃より一部の愛好家がコレクションするようになった。 また、大阪府堺市在住だった「カメラのドイ」創業者の土居君雄氏が世界各地を巡りミュシャの作品を収集し数多くの秀逸なミュシャ作品は「ドイ・コレクション」とも呼ばれ世界のミュシャコレクターでも有名。 ※現在は寄付され堺市のアルフォンス・ミュシャ館に展示保管されている。

販売店:iShop@alpha

¥39,800 送料別
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