戴元偉 国宝 運慶『大日如来坐像』

戴元偉 国宝 運慶『大日如来坐像』 ※一体一体手彫り・手彩色の為、サイズ・重量・色彩などが若干異なります。■材質:楠(古色金彩仕上げ)■寸法(約):【本体】幅24×奥行18×高さ36cm、重さ2kg【台座込】幅36×奥行36×高さ63cm重さ7.5kg■お届けに約2ヵ月■送料は商品1点につき1,575円(税込)をお申し受けます。■無量の光を放ち、宇宙の生きとし生ける者をあまねく照らすとされる大日如来。この密教の最高仏は仏界全体を胎内に宿し、森羅万象(しんらばんしょう)を司るといわれています。この偉大な御仏の威光をあまさず表現したのが、総高63cmにもおよぶ圧倒的な存在感を誇る本作『大日如来坐像』。木彫界の名匠・戴元偉氏が奈良の名刹に安置されている、運慶(うんけい)25歳頃の最初期作を再現。国宝にも指定されているこの名像を総手彫りで模刻した渾身の作です。■国宝 大日如来の台座には運慶自筆の墨書が記されています。当時、自身の作に銘をいれる習慣はなかったため、このような例はごく稀。この像にたいする運慶の思いの強さが伺えます。作者の戴氏はその魂を感じ取り、「奈良を訪れ、初めて見た時の感動をそのまま作品にぶつけた」と話します。その御姿は仏界の頂点に君臨する御仏にふさわしく威風堂々。際立つ威光と大慈大悲。この両者を一作に込めた表現は運慶が目指した世界観そのものです。■細部に目を向ければ、随所に名匠の手技が光ります。心を見透かす半眼をお開きになったご尊顔から感じられる大いなる慈悲の御心。頭上にいただく透彫りが施された宝冠の美しさをご覧ください。結跏趺坐(けっかふざ)を取り、両の御手には智拳印が結ばれています。この印相はすべての御仏を操り、そのお力を一つに結集させるといわれます。さらに、目を奪われるのは、御身にまとった条帛や、美しい装身具です。条帛は波打つ襞で表現されており、瓔珞(ようらく)(首飾り)、臂釧(ひせん)、腕釧(わんせん)は神業ともいえる緻密さを誇ります。これぞ、中国華芸杯工芸展大賞展ほかにおいて、数々の栄誉に浴する国際的名匠の成せる業に違いありません。■素材は伝統と格式の楠。この銘木は古来、国宝級の建築物や仏教彫刻に使用され、現在も家屋の大黒柱などに用いられています。そして、漆黒の地肌からのぞくのは金彩です。戴氏は総手彫りした後、古色金彩仕上げを施すことにより、名刹に秘蔵される古仏のような重厚な風合いを実現しました。■今をときめく稀代の彫刻家が運慶作の国宝に挑んだ力作。東京書芸館のオリジナル作品ですので、他社様ではお求めいただけません。ご尊家の発展と安寧を願い、末長くお祀りください。

販売店:東京書芸館

¥169,000 送料別
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