シューベルト:後期弦楽四重奏曲集[2CD]

シューベルト:後期弦楽四重奏曲集[2CD] シューベルトの晩年の作品は極めて内省的な雰囲気に満たされています。なかでも室内楽は最も暗い領域に足を踏み入れているといっても間違いありません。満たされぬ愛と孤独を、息の長いメロディで綴って行くシューベルトの心情は、いかがなものであったのか、現代の我々は想像する他ないのです。ここに収録された4曲の作品はどれも孤高の美に満ちたもので、第2楽章に劇音楽「ロザムンデ」のメロディを使ったことで知られる第13番(逆に、こちらを劇音楽に流用したという説もあり)、全ての楽章が短調で書かれた第14番、1曲で45分ほどの長さを持つシューベルト最後の弦楽四重奏曲、第15番と、現世と来世を結ぶ薄暮の情景を垣間見るかのような曲集です。グァルネリ四重奏団の演奏は、圧倒的な存在感と求心力を持つもので、ともすれば冥界に引き込まれそうになる聴き手の心を、きっちり引き戻してくれるかのような強さを有しています。2011/12/21発売 CD1.1-4.弦楽四重奏曲 第13番 イ短調「ロザムンデ」D8045-8.弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」D810CD2.1-4.弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D8875.弦楽四重奏曲 ハ短調「断章」D703グァルネリ四重奏団[メンバー]アーノルド・シュタインハルト(第1ヴァイオリン)ジョン・ダレイ(第2ヴァイオリン)マイケル・トゥリー(ヴィオラ)デヴィット・ソイヤー(チェロ)録音:ニューヨーク/1971年…CD1:1-4/1976年4月7日&5月19日…CD1:5-8/1977年4月29日&5月19日…CD2

販売店:ナクソス ミュージックストア

¥2,850 送料別
???
このジャンルのトップへ戻る