フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番&第2番

フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番&第2番 深い水の底に差し込む光を思い浮かべてください、幻想的、神秘的なフォーレの静かな名作たち独自の和声感と調性を追求したためか、晩年の作品はある意味「捉えどころのない美しさ」に満ちているフォーレの音楽。この2曲のピアノ五重奏曲もまさにそんな音楽です。第1番は中期から後期への過渡期に書かれていて、境目はぼやけていても、メロディラインはしっかりしています(もちろんそれを取り巻く音の流れはとめどなく流動的ですが)。晩年近くに書かれた第2番になると、更に音楽は晦渋の度合いを深めていくのです。さざめくピアノのアルペジョと、本来の拍子とずらした拍を用いることで感じる浮遊感(ヘミオラといいます)、そしてぼやけた調性。耳がなじむまでに少々時間を必要とするかも知れませんが、一度この世界に慣れてしまうと、まるで暖かい水の中で体を丸めているかのような安らぎを覚えることでしょう。(2009.8.26発売) 曲目:1. ピアノ五重奏曲 第1番 ニ短調 Op.89/2. ピアノ五重奏曲 第2番 ハ短調 Op.115 演奏:ファイン・アーツ四重奏団/クリスティーナ・オルティス(p

販売店:ナクソス ミュージックストア

¥1,250 送料別
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