ショパンの弟子たちによるヴァイオリンとピアノのための作品集

ショパンの弟子たちによるヴァイオリンとピアノのための作品集 師であるショパンは手掛ける事のなかったヴァイオリン曲、彼の思いを継いだ弟子たちが思い思いの花を咲かせる 既にリリースされている「ショパンの弟子たち」(8.572344)は、ショパンの後継者たちのしられざるピアノ作品を集めたアルバムでしたが、こちらはもっと珍しい、彼らのヴァイオリン作品を集めたものです。今回もミクーリ、テレフセン、フィルチの3人の才能ある弟子たちが登場します。直接ショパンから教えを受けているとはいえ、その当時はワーグナーやリスト、そしてパガニーニらの音楽の影響も見逃せません。1860年に書かれたミクーリの二重奏曲は「パガニーニのライバル」と称されたリピンスキーに捧げられた曲。思いの他革新的な音楽ですが、ピアノ書法の至るところに、やはりショパンの香りを感じます。テレフセンの作品は、ショパンよりもベートーヴェンとグリーグらしさを感じさせ、確実に時代の流れを思い起こさせることでしょう。15歳でその生涯を閉じてしまったフィルチの作品は、まだまだ荒削りですが、匂い立つような才能を感じさせるものです。彼が長寿を全うしたらどれほど素晴らしい曲を残したでしょうか? 曲目:1-4.ミクリ(1819-1897):大二重奏曲 イ長調 Op.26/5-8.テレフセン(1823-1874):ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.19/9-11.テレフセン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.37/12.フィルチ(1830-1845):アレグレットと変奏録音:ポーランド ワルシャワ、ポーランド・ラジオ・第2スタジオ/2010年1月25-26日…5-8.12/2010年1月28-29日…1-4.9-11演奏:ヴォイテク・プロニエヴィチ(ヴァイオリン)/アレクサンドル・ヤコビツェ=ギトマン(ピアノ)

販売店:ナクソス ミュージックストア

¥1,250 送料別
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