スタッフ・ベンダ・ビリリ 『屈強のコンゴ魂』 〜車椅子のストリート・ロッカーズ

スタッフ・ベンダ・ビリリ 『屈強のコンゴ魂』 〜車椅子のストリート・ロッカーズ 1. Moto Moindo2. Polio3. Je t'aime4. Sala Keba5. Moziki6. Sala Mosala7. Avramandole8. Tonkara9. Marguerite10. Staff Benda Bilili11. Mwana12. JE T'AIME - a rehearsal at the zoo(ボーナス映像)13. Polio - a performance filmed during the recording sessions(ボーナス映像)14. Tonkara - a rehearsal in the street(ボーナス映像)15. Staff Benda Bilili - a presentation(ボーナス映像)■輸入盤国内仕様(帯・解説・歌詞日本語訳つき)コンゴ民主共和国の首都キンシャサ出身の身体障害者のバンドの1stアルバム。ワールド・ミュージック・シーンではすでに注目を浴びていたが、彼らのドキュメンタリー映画『ベンダ・ビリリ〜もう一つのキンシャサの奇跡』(2010年9月11日渋谷シアターイメージフォーラム他全国順次公開)が、2010年のカンヌ国際映画祭に出品されたのがきっかけとなり、現在世界で大ブレイク中。メンバー8人のうち、幼い頃にポリオ(小児麻痺)にかかり、4人が車椅子、1人が松葉杖の生活を余儀なくさせられ、またメンバーのほとんどが動物園に段ボールを敷いて寝泊まりをしている極貧のホームレス。彼らの音楽は、そんなハンディキャップを全く感じさせない、ポジティヴな意志とエネルギーと希望と勇気に満ち溢れた、コンゴのポピュラー音楽コンゴレーズ・ルンバ(コンゴ風ルンバ)をベースにして、ソウル、ドゥーワップ、レゲエ、ファンク、ラテンを独自にあ混ぜ合わせた、豊潤な音楽を聴かせてくれる。プロデューサーは、コノノNo.1やタラフ・ドゥ・ハイドゥークスを手掛けているヴァンサン・ケニス(クラムドディスク)。英国音楽誌"fROOTS"誌アルバム・オブ・ザ・イヤー、ミュージックマガジン誌ワールドミュージック部門の年間ベスト・アルバム・批評家投票で3位選出。ワールドミュージックEXPO2009の年間最優秀アーティスト賞を受賞。ここには、なんとも言えないリッチさと高揚感、そして希望がある。それは、どうしても伝えたい何か、歌いたい情熱、そしていくばくかの知恵と勇気を彼らが持っているからにほかならない。コンゴという極貧国の、更に路上暮らしの身体障害者たちという、二重三重のハンディはあっても、いや、ハンディがあるからこその奇妙なまでの強度。逆境こそは創造の母という一つの真理を見事に体現した作品だと思う。 これはできるだけ大音量で聴いていただきたい作品だ。演奏者、シンガー一人一人の息吹が直接鼓膜を震わすまでの大音量で。合言葉は、“ベンダ・ビリリ”。 (松山晋也/ライナーより)

販売店:アフリカンスクエアー

¥2,520 送料別
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