ゴヤ その時代の音楽

ゴヤ その時代の音楽 ゴヤが生きた時代の音楽 挑むような目をこちらに向ける神秘的な女性マハ。白い服を身に着けゆったりと寝そべっています。この絵を描いたのが、スペイン、マドリード生まれの画家フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)です。彼は14歳から絵の修業を始めますが、若い頃は注目されることもなく、20代の頃は王立タペストリー工場で下絵描きをするなど下積み生活を送っていたようです。そんなゴヤも、1780年、サン・フェルナンド王立美術アカデミーに入会することで才能を表し始め、1786年、40歳になってようやく国王カルロス3世付きの画家となり、1789年には新王カルロス4世の宮廷画家となることで安定した地位を得たのですが、ほどなく聴力を失うという悲劇に見舞われてしまいます。同じ頃、スペインにはフランス革命の余波が及び、1808年にはナポレオンの兄ジョセフが「ホセ1世」としてスペインを統治、事実上フランスの支配下に置かれることとなったスペインでは独立戦争が勃発。まさに激動の時代へと突入するのです。自らの病気と時代の混乱を乗り越え、次々と名作を描き始めたゴヤ。ついには「近代絵画の創始者」と呼ばれるまでになりました。さて、「着衣のマハ」ですが、もう1枚同じモティーフによって描かれた作品をご存知の方も多いことでしょう。明るい光の中に美しい裸体を惜しげもなく晒す彼女の名前は永遠に解き明かされることはありません。そんなゴヤの時代に愛された音楽集です。82年という長い生涯を送ったゴヤですが、前述の通り40代にして聴力を失ってしまいました。しかし音楽もバロックから古典派、ロマン派へと激しく変遷していた時代であり、沸き立つ民衆たちの声や音楽は、ゴヤの精神に深く影響を与えていたのではないでしょうか? 曲目:1.ラモー(1683-1764):組曲「ダフニスとエグレ」より序曲/ 2.D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ヘ短調 K.467/L.476/P.513よりアレグリッシモ/ 3-5.ゴセック(1734-1829):死者のためのミサ曲より「レクイエム/ディエス・イレ/ピエ・イエズス」/ 6.ソレル(1729-1783):チェンバロ・ソナタ 第15番 ニ短調/ 7.モーツァルト(1756-1791):歌劇「羊飼いの王」より序曲/ 8.ボッケリーニ(1743-1805):ギター五重奏曲 ハ長調 G453「マドリードの帰営ラッパ」より/ 9.ポルトガル(1762-1830):「フォワの公爵」より序曲/ 10.ベートーヴェン(1770-1827):歌劇「フィデリオ」より「囚人の合唱」/ 11.パガニーニ(1782-1840):24のカプリースより第1番 イ短調/ 12.ロッシーニ(1792-1868):歌劇「タンクレディ」より 第1幕「おお祖国よ...こんなに胸騒ぎが」/ 13.ソル(1784-1849):2つの主題と変奏 12のメヌエット Op.11よりメヌエット第6番/ 14.アクアド(1784-1849):6つの練習曲より/ 15.ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130より第5楽章演奏:V.A

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