インス(1960-):交響曲 第5番「ガラタサライ」他

インス(1960-):交響曲 第5番「ガラタサライ」他 ちょっと聴くとジョン・アダムス。そのうちトルコ風味がじわじわ来ます トルコ系アメリカ人の作曲家、カムラン・インスはイスタンブール工科大学で作曲を教えながら、活発な創作活動を行っています。彼の音楽はどれもエネルギーに満ち、聴く者を自然に元気にさせる力を備えています。交響曲第5番「ガラタサライ」はトルコの最も有名なサッカー・チームの創立100年を祝して作曲されたものです。トルコ国中にサポーターを持ち、2006-07シーズンには稲本潤一も所属していたという強豪。どれほど祝祭ムードを盛り上げても足りることはありません。インスはそんな希望を120%かなえたようです。「通常の彼の作品よりは穏健である」と評されてはいますが、合唱とソプラノ、テノール、ボーイソプラノの独唱を従えたオーケストラの巨大な音響は、聴き手の心を守り立てるには充分過ぎるほどです。「ホット、レッド、コールド、ヴィブラント」はミニマル・ミュージックの爽快感に若干の衝撃が加わった曲。スパイスの効いた逸品です。「言葉のないレクイエム」は2003年に起こったイスタンブールへのテロリストによる爆撃を悼み書かれた曲。こちらは少数民族の歌い手による悲しげな歌で始まり、大音量で断絶されるまでそれは続きます。攻撃、混乱、パニックが音で表され、祈りの歌で曲を閉じます。 曲目:1.ホット、レッド、コールド、ヴィブラント(1992)2-5.交響曲 第5番「ガラタサライ」(2005)6.言葉のないレクイエム(2004)7.赤外線の前録音:トルコ アンカラ、ビルケント・コンサート・ホール2005年12月…2-52006年6月…1.62004年6月…7演奏:トゥライ・ウヤル(ソプラノ)…2-5レヴェント・ギュンドゥズ(テノール)…2-5アニル・キルキイルディズ(ボーイ・ソプラノ)…2-5トルコ文化省合唱団…2-5セルヴァ・エルデナー(ヴォーカル)…6オルカ・クンタサル(ソプラノ)…6ギュヴェンチ・ダギュストゥン(バリトン)…6ネヴァ・オズゲン(ケメンチェ)…6アリ・チャブク(タンブール)…6ビルケント交響楽団カムラン・インス(指揮)

販売店:ナクソス ミュージックストア

¥1,250 送料別
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