ケクラン:ペルシアの時 Op.65

ケクラン:ペルシアの時 Op.65 フランク、フォーレ、ドビュッシーら先人の影響を受けながらも、伝統的なハーモニーと作曲技法を独自に拡大し、時には無調の作品までをも書いたフランスの作曲家ケクラン(1867-1950)。彼は良き教師でもあり、近代和声学、対位法の著作も残し、また映画からもインスピレーションを受けるなど、多方面に渡って影響を及ぼした人でもありました。彼は夜になると望遠鏡で星を眺め、宇宙の神秘を解明しようと試み、またある時は神話や旅行記、未知の国についての書物を熱心に読んでいたともいいます。そんな知識人であり夢想家であった彼ならではのピアノ曲がこの傑作「ペルシアの時」です。「ピエール・ロティの『イスパーンの方へ』に基づくピアノのための組曲」という副題をもち、彼の特徴でもある静謐さと、東洋的な雰囲気が横溢した16曲からなる組曲で、時に聞こえてくる古代の響きや、砂漠の熱い風が感じられる、今の慌ただしい時間を忘れさせてくれるかのような音たちが蠢いています。こういう曲を演奏させたら右に出る者はいないであろう、ラルフ・ファン・ラートがさらりと弾いてのけています。発売日2012年2月15日 曲目1.旅立ちの前のひるね/2.キャラバン(ひるね中の夢)/3.暗がりの山登り /4.すがすがしい朝、高い山間にて/5.町を望む /6.街道を横切る /7.夜の歌 /8.テラスから見る月の光/9.夜明けの歌/10.真昼の日差しを受けるばらの花/11.石像の泉の近くの日陰で/12.アラベスク /13.日暮れ時の丘陵/14.語り部/15.夜の平穏、墓地にて/16.真夜中のイスラム教修道増たち演奏ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)MusicWebでレコメンドされました!‘Richly rewarding; an ideal gateway to Koechlin’s fascinating soundscapes.’

販売店:ナクソス ミュージックストア

¥1,250 送料別
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