バックス(1883-1953):冬の伝説 他

バックス(1883-1953):冬の伝説 他 暗い時代だからこそ、人の心は拠り所を求める。例えそれが許されない愛であっても イギリスの近代作曲家、アーノルド・バックスはモダニズム全盛の時代にあっても、自らを「恥じることなきロマン主義者と呼んでいました。彼の音楽は幅広いメロディーをもち、巧みで豊かなオーケストレーションが施されています。とりわけ彼のピアノ作品は、戦争中に秘密の愛を育んだピアニスト、ハリエット・コーエンのために書かれたものが多く、底に秘めた情熱の焔は永遠に熱く燃えています。「冬の伝説」は彼が愛した北国の風景が描かれています。海と松林、暗い空、そして力強い自然が音で描かれています。サセックスの5月の副題が付いた「朝の歌」は当時のエリザベス王女21歳の誕生日を祝うための作品です。1933年には「サガ断章」が書かれます。これは、アメリカに演奏旅行に出かけるコーエンが、バックスに「新しい曲を演奏したいので作って欲しい」と頼み、彼はそれに応え、自作のピアノ四重奏曲を小さな管弦楽とピアノのあために編曲しました。当時の暗い世情を反映するかのような不吉さが全編を覆う濃い作品です。 曲目:1-4.冬の伝説/5.朝の歌「サセックスの五月」/6.サガ断章録音: 2010年6月21-22日/イギリス プール、ライトハウス演奏:アシュリー・ウェイス(ピアノ)/ボーンマス交響楽団/ジェームス・ジャッド(指揮)

販売店:ナクソス ミュージックストア

¥1,250 送料別
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