害虫の誕生【送料無料】

害虫の誕生【送料無料】 虫からみた日本史 ちくま新書 瀬戸口明久 筑摩書房発行年月:2009年07月 ページ数:217p サイズ:新書 ISBN:9784480064943 瀬戸口明久(セトグチアキヒサ)1975年宮崎県生まれ。京都大学理学部(生物科学)卒業後、同大文学部(科学哲学科学史)卒業。同大大学院文学研究科博士課程修了。現在、大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。生命科学と社会の界面に生じる諸問題について、科学技術史と環境史の両面からアプローチしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 近世日本における「虫」(日本における農業の成立/江戸時代人と「蝗」/虫たちをめぐる自然観)/第2章 明治日本と“害虫”(害虫とたたかう学問/明治政府と応用昆虫学/農民VS明治政府/名和靖と「昆虫思想」)/第3章 病気ー植民地統治と近代都市の形成(病気をもたらす虫/植民地統治とマラリア/都市衛生とハエ)/第4章 戦争ー「敵」を科学で撃ち倒す(第一次世界大戦と害虫防除/毒ガスと殺虫剤/マラリアとの戦い) 江戸時代、虫は自然発生するものだと考えられていた。そのため害虫による農業への被害はたたりとされ、それを防ぐ方法は田圃にお札を立てるという神頼みだけだった。当時はまだ、いわゆる“害虫”は存在していなかったのだ。しかし、明治、大正、昭和と近代化の過程で、“害虫”は次第に人々の手による排除の対象となっていく。日本において“害虫”がいかにして誕生したかを、科学と社会の両面から考察し、人間と自然の関係を問いなおす手がかりとなる一冊。 本 科学・医学・技術 植物学 新書 科学・医学・技術

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