【原料説明】アロエベラ(=キュラソーアロエ)、ケープアロエ (俗名:アロエ)   【原料説明】あ 【原料説明】け 【原料説明】き

【原料説明】アロエベラ(=キュラソーアロエ)、ケープアロエ (俗名:アロエ)   【原料説明】あ 【原料説明】け 【原料説明】き ■名称アロエベラ(キュラソーアロエ)、ケープアロエ (俗名:アロエ) [英]Aloe vera, Cape aloe[学名]Aloe ferox Mill., Aloe africana Mill(ケープアロエ), Aloe barbadesis Mill.(=A. vera L.)(アロエベラ)ユリ科[アロエ属] ■概要アロエは、アフリカ原産の多年生多肉植物で多くの種類がある。一般にはケープアロエ、アロエベラ(キュラソーアロエ)、キダチアロエがよく知られている。ケープアロエは日本薬局方で規定され緩下成分が多い種類、アロエベラは欧米由来で葉が大きく厚い種類、キダチアロエは我が国でよく見かける種類である(「キダチアロエ」についてはこちらを参照)。アロエは古代エジプト時代から使われ、現在でも医薬品、食品、化粧品の分野で広く利用されている。アロエの中国語名は「芦薈(ろかい、ろえの音から文字ができた。)」であり、中薬として用いられるのは、アロエベラ、ケープアロエの葉の液汁を濃縮し乾燥したものである。俗に「便通作用がある」、「傷の治癒促進作用がある」などといわれ、便秘に対してはおそらく有効と思われることから、コミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)もアロエベラとケープアロエの使用を承認している。また、アロエベラのゲル(葉の中央にある柔組織存在する粘性の物質)の外用は、痛みや火傷の回復に対して有効性が示唆されている。安全性については、長期間の多量摂取や12歳以下の小児の摂取、妊娠中・授乳中や月経時、腸の病気の場合、摂取には注意が必要であるとされている。■法規・制度別名としてキュラソーアロエ/ケープアロエがある。根と葉肉は「非医薬品」、葉の液汁は「医薬品」に区分される。アロエベラ抽出物は「既存添加物」で増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊料。 ■成分の特性・品質◆主な成分・性質アロエ類はいずれも同様の成分を持ち、使い方も同じである。薬用アロエ(アロエの葉から得られる苦い汁を濃縮したもの)にはアントラキノン配糖体アロイン(aloin=barbaloin)、アントラキノンのアロエエモジン(aloe-emodin)、サリチル酸化合物(salicilate components)、乳酸マグネシウム(magnesium lactate)、樹脂を含む。ゼリー状物質にはグルコマンナン、多糖類のほか、ステロイド、有機酸、酵素、抗生物質、アミノ酸、サポニン、ミネラルも存在すると言われる。なかでもアロインは苦味成分で、緩下活性、殺菌作用を有する。■有効性◆ヒトでの評価●循環器・呼吸器:調べた文献の中で見当らない。●消化系・肝臓:・便秘に強力な下剤として,アロエの経口摂取はおそらく有効と思われる。・ドイツコミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)において、便秘に対する承認ハーブである。●糖尿病・内分泌・1998年5月までを対象に、4種のデータベースで検索可能な比較臨床試験10報について検討したシステマティックレビューにおいて、アロエベラの経口摂取は高脂血症患者における血中脂質の低下と、糖尿病患者における血糖低下に寄与する可能性があるが、臨床的な効果については充分に明らかとはなっていない。●生殖・泌尿器:調べた文献の中で見当らない。●脳・神経・感覚器:調べた文献の中で見当らない。●免疫・がん・炎症:・軽度から中程度の潰瘍性大腸炎患者44名(試験群30名)を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、アロエベラゲル100mLを1日2回、4週間摂取したところ、症状が改善する傾向が見られたという報告があるが、この現象については更なる検証が必要である。●骨・筋肉:調べた文献の中で見当らない。●発育・成長:調べた文献の中で見当らない。●肥満:調べた文献の中で見当らない。●その他:・アロエベラのゲルは外用剤として、痛み、抗炎症、火傷の回復、乾癬、凍傷、皮膚剥離に対して、有効性が示唆されている。・乾癬を含む種々の状態に対してアロエベラは、臨床的な効果を有する可能性が示唆された。・1998年5月までを対象に、4種のデータベースで検索可能な比較臨床試験10報について検討したシステマティックレビューにおいて、アロエ抽出物0.5%のクリームを1日3回塗布したところ、性器ヘルペスの治癒率が向上したという予備的な知見があるが、この現象については更なる検討が必要である。・軽度から中程度の慢性斑状乾癬患者60名(18-50歳)を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、アロエ抽出物0.5%のクリームを、1日3回、4週間塗布したところ、乾癬斑の改善を促進したという報告がある。・アロエゲルの使用は、褥瘡の治癒率を改善しなかったという予備的な知見がある。・腫瘍摘出手術または部分乳腺切除後に放射線治療を受けている乳がん患者225名を対象とした無作為化比較試験において、アロエベラゲルを1日3回、2週間使用したところ、親水軟膏と比較して放射線による皮膚の副作用を軽減しなかったという予備的な知見がある。また、胸部または胸壁のX線照射を受けている患者302名を対象とした無作為化比較試験において、アロエベラゲルを使用したところ、皮膚紅斑を改善しなかったという予備的な知見があるが、これらの現象については更なる検証が必要である。・乳がん以外のがん患者を対象とした無作為化比較試験において、100%アロエベラゲルを1日6-8回平均5週間使用したところ、放射線治療による皮膚の副作用を軽減しなかったという予備的な知見があるが、この現象については更なる検証が必要である。・帝王切開分娩または婦人科手術による開腹後の創傷がある女性21名を対象とした臨床試験において、通常の治療から53±24日間空けて83±28日間アロエベラのゲルを使用したところ、治癒が遅れたという予備的な知見があるが、この現象については更なる検証が必要である。■参考情報◆試験管内・動物他での評価・主な成分アロインが大腸粘膜を刺激する。アロインはプロドラックの形で配糖体として取り込まれ、腸内細菌に分解されて活性型のアロエエモジンアントロンになる。これが緩下活性を持つ。・緩下活性の作用機作は第一に1,8−ヒドロキシアントラセン誘導体による蠕動運動の促進、それに付随して起きる脂肪の吸収抑制である。さらに塩素の積極的な排出が促され、水と電解質の比率を上げる。・試験管内において全葉のメタノール抽出物はウィルスに対する活性があるといわれ、アロエエモジンは抗ウィルス(単純ヘルペス1,2型)活性があると報告されている。・抽出エキスが肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制するという報告がある。・アルコール抽出物に抗がん活性があると報告されている。・損傷した組織にしみこみ、痛みを緩和し、抗炎症効果を示し、毛細血管を拡張し、傷への血液の補給を増加させる。・最近の薬理活性研究と臨床研究により、アロエは火傷、凍傷、感電による皮膚損傷や、皮膚の細片の生理機能、動脈内の薬物弊害などから起こる進行性の皮膚の虚血を防ぐことから、傷の治癒を促進し、熱による障害、種々の柔組織の損傷の治療に有効である。・マウスに紫外線を照射し、アロエ多糖/オリゴ糖の皮膚の免疫機能の変化に対する効果を検討したところ、遅延型過敏症(DTH)反応及びアロ抗原(同種抗原)に対する免疫応答の抑制を阻害し,表皮におけるIL-10量を減少させた。また、表皮細胞に紫外線を照射し,その後アロエ多糖/オリゴ糖で処理をした細胞は、無処理の場合に比べて約50%,IL-10産生が低下した。・精製coxsackievirus B3とアロエ pollymannoseをマウスに同時に腹腔内に投与したところ、coxsackievirus B3のみを投与した場合と比較して、抗coxsackievirus B3抗体価が上昇した。 ■安全性・妊娠時、月経時、授乳中には使用しないこと。8-10日間を超える期間の使用、12歳以下の小児、腸閉塞や原因不明の腹痛、炎症を伴ういかなる腸の症状・状態(虫垂炎、大腸炎、クローン病、過敏性大腸症候群など)、痔疾、腎臓障害にも使用禁忌。・強心配糖体を含むハーブや強心配糖体薬との併用で、その毒性を増加させる可能性がある。トクサやリコリス(甘草)、緩下作用のあるハーブ、コルチコステロイド、利尿剤との併用で、低カリウム血症がより起こりやすくなる可能性がある。また、抗不整脈薬との併用で、その毒性を増す可能性がある。---------------------------------------------■中薬(漢方薬)として◆分類:攻下薬◆出典:薬性論◆処方用名:芦薈、真芦薈、アロエ末◆性味:苦/寒◆帰経:肝、心、胃、大腸◆効能:瀉熱通便、涼肝除煩、殺虫療疳1.習慣性便秘、熱結便秘に用いる。芦薈は瀉下通便もできれば、肝火を清除することもできる。もし熱積便秘に焦燥感、不眠などが見られると、安神薬の朱砂を配合する。例:更衣丸。もし肝経実熱を伴って、眩暈、頭痛、イライラして怒りやすい、痙攣などを呈すると、竜胆草、梔子、青黛などを配合する。例:当帰龍薈丸。2.小児の疳積に用いる。芦薈は殺虫作用があるので、寄生虫による小児の疳積に、腹痛、顔色が萎黄、瘰痩などが見られると、補気健脾、駆虫薬を配合する。例:肥児丸。◆注意:脾胃虚寒(食欲不振、泥状便など)、妊娠中は禁忌。■中薬(漢方薬)用語説明◆中医学の薬性理論の大きな柱となるのが次に掲げる「性・味・帰経」で、いずれも生薬の効能効果と関連があります。●性:生薬はその性質によって大きく「寒・涼・平・熱・温」に分かれます。例えぱ、患者の熱を抑える作用のある生薬の性は寒(涼)性であり、冷えの症状を改善する生薬の性は熱(温)性です。寒性、涼性の生薬は体を冷やし、消炎・鎮静作用があり、熱性、温性の生薬は体を温め、興奮作用があります。●味:薬の味のことで「酸・苦・甘・辛・鹸」の5種類に分かれます。この5つの味は内臓とも関連があり、次のような性質があります。「酸」(酸味)=肝(肝臓)に作用する。「苦」(苦味)=心(心臓・精神)に作用する。「甘」(甘味)=脾(消化器)に作用する。「辛」(辛味)=肺に作用する。「鹸」(塩味)=腎(腎臓)に作用する。●帰経:生薬が体のどの部位(臓腑経絡)に作用するかを示すものです。文責:株式会社ドラッグピュア神戸市北区鈴蘭台北町1丁目6-50120-093-849こちらのページでは、お客様からよくご質問がございます、商品に使われている原料(主に天然素材のもの)につきまして説明をさせていただいております。あくまでも一般情報です。特定の商品の販売を目的とするものではございません。■記載内容よりも、さらに詳しい内容をお知りになりたいお客様は、資料購入(送料込み80円※1)をしていただくか、弊社医薬品管理者または生活習慣病アドバイザーまでお気軽にお電話またはメールにてお問い合わせください。※1:メール便対応となりますので代金引換はご利用できません。フリーダイヤル:0120-093-849メールはこちらからどうぞ♪■ 原料名 あ〜おか〜こさ〜そた〜とな〜のは〜ほま〜もや・ゆ・よ&わら〜ろ参考:神戸免疫技術研究所所有文献(2006.04.10)

販売店:美と健康・こうべ免疫技術研究所

¥80 送料別
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