虚栄の帝国ロシア 闇に消える「黒い」外国人たち/中村逸郎【RCPmara1207】 【マラソン201207_趣味】

虚栄の帝国ロシア 闇に消える「黒い」外国人たち/中村逸郎【RCPmara1207】 【マラソン201207_趣味】 著者中村逸郎(著)出版社岩波書店発行年月2007年10月ISBN9784000225632ページ数207,3P内容紹介潤沢な石油マネーで華やかな表玄関を構えるロシア。だがその裏で働く一五〇〇万人もの旧ソ連出身外国人不法就労者の存在を知る人は少ない。僅かの賃金、劣悪な条件のもとで建設や清掃などの重労働に従事する彼らからは、つねに警察官や雇い主がなけなしの金をしぼりとっていく。そればかりでなく、労働災害による傷病や事故死の危険も常時隣り合わせで、働きに出たまま行方知れずとなる外国人の数は月に数百人ともいわれる。そうしたかれらにさらに追い討ちをかける、スキンヘッド・グループによる襲撃も、あとを絶たない。一方でロシア社会は彼らの労働なしにはもはや成り立たなくなっており、ロシア市民たちもまた、彼らの上前をはねる生活に慣れてしまった。「虚栄の帝国」の知られざる舞台裏を、地域に密着した調査がえぐり出す。

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