出羽桜酒造 大吟醸酒 雪漫々 1.8L【楽ギフ_包装】【楽ギフ_のし】

出羽桜酒造 大吟醸酒 雪漫々 1.8L【楽ギフ_包装】【楽ギフ_のし】 ギフト対応寒さの最も厳しい期間に、少量だけ仕込まれ、低温でゆっくり熟成された限定大吟醸酒です。栓を切り、お酒をグラスに注ぐと、果実に似た上品な芳香が立ち、一口含むとやわらかい口当たりと、まるみのある優しい味わいがゆっくりと口のなかに広がっていきます。すっきりとした後味と共に、爽やかな旨みと含み香の余韻をお楽しみください。日本酒に馴染みのない方も大好きな方も、きっとご満足いただける逸品です。ご贈答にもお勧めです。原料米掛:美山錦 麹:山田錦日本酒度+5.0alc.15.7%酸度1.2使用酵母小川酵母精米歩合45%保存方法冷蔵をお勧めします飲み方冷やして紙製の化粧箱が付いています。ここまで、酒造り全般を説明させていただきましたが、長々とお付き合いいただきました皆様には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。日本酒を造る時に使う言葉や器具は、独特なものが多く、分かりづらいところも多々あったと思います。店長の私自身、改めて説明をさせていただき、どのように書けば分かりやすくお伝えできるのかを考えさせられました。また、説明用の写真や資料をいただいた出羽桜酒造山形蔵・天童蔵の皆様には、快く情報の提供をいただき、深く感謝いたします。ありがとうございました。では、いよいよ最後のご案内、上槽(じょうそう)・ 濾過 ・ 製品の説明になります。最後までよろしくお付き合いください。大吟醸酒の上槽(じょうそう)写真です。搾りのことですね。” 雫取り ” と呼ばれる、一般のお酒には行わない特別な搾り方で、主に大吟醸酒や純米大吟醸酒等の、グレードの高いお酒を搾る時に行われる方法です。鑑評会や品評会出品酒も、この上槽方法で搾られます。人工的な圧力を一切かけない自然の力で搾られるので、雑味の少ない繊細できれいな味わいになります。また、搾られた雫を、斗瓶(とびん)という約18Lほど入る瓶に移し、味の熟成具合を確かめて瓶詰め・殺菌と行っていくわけです。蔵人全員で、酒袋一本一本に醪(もろみ)を入れ、袋を吊るタンクまで運んでいるところです。速やかに上槽を行わなければいけない為、蔵人全員がそれぞれの持ち場を要領よくこなし、頑張って上槽をしています。この写真は、醪を入れた酒袋一本一本をタンクに吊っている写真です。ご覧のとおり、全て手作業で行われますが、醪の温度が6℃前後と非常に冷たいので、手先の感覚がなくなり、袋を持つ係りも紐で結ぶ係りも見た目以上に大変です。しかし、お酒は酸素に触れると酸化してしまいますから、できるだけ時間を掛けずに素早く終了するよう努力します。写真のように、タンクの中の隙間がなくなるくらいに袋を吊ってしまいます。そうすることで、酸素に触れる面積が少なくなり、酸化を防ぐことができます。さらに、袋を全て吊った後、ポリ製の袋をタンクの上部に被せ酸素を遮断し、雫が溜まるのを待ちます。雫が溜まり、タンクから斗瓶にお酒を移している様子です。出羽桜では、タンク1本の大吟醸酒の醪(もろみ)から、上澄み・底部分の濃い醪・攪拌(かくはん)した醪と、3ヶ所から取った醪を搾ります。それぞれの醪には、味と香りに特長があり、鑑評会・品評会出品用に選択するお酒の幅を増やしています。写真奥と手前では、お酒の濁り方が違うのが分かると思います。写真奥の白濁したものが、袋を吊るしてすぐのもの。写真手前が、上槽から時間が経過したものです。白濁して見えるのは、” 滓(おり)” と呼ばれる米が溶けたものです。滓は、口当たりを良くしてくれますので、辛いお酒もやわらかく飲みやすくしてくれますが、味の熟成を早め、日持ちのよくないお酒にするというデメリットもあります。お酒を搾った後の袋から、” 酒粕 ” を取っているところです。” 酒粕 ” は、タンパク質やビタミン等を多く含み、非常に健康に良い食品です。お漬物や鍋物にすると食べやすくなりますので、苦手な人でも美味しく食べられるかもしれませんね。 酒好きは、酒粕嫌いが多いとよく聞きますが…。室温が低く安定した場所が、熟成に適した場所になりますので、蔵の中で最も寒い場所に斗瓶を保存します。暖かい場所では熟成が早まりますし、酒中に浮遊している滓が沈殿しなくなってしまいます。長期間、お酒の中に滓が絡んでしまうと熟成が進み、酒質に悪影響を及ぼしてしまいます。そこで、滓を沈ませ、” 滓引き(おりびき)” という作業を行います。少々見づらい写真ですが、” 滓引き(おりびき)” を行っているところです。滓引きには、一引きと二引きがありますが、一引きは斗瓶から斗瓶へ、二引きは斗瓶から1.8L瓶へ、滓を除去しながら移します。熟成の進行状況にもよりますが、搾った日から数え、数日程でこの作業を行います。滓引きも終わり、味、香りが乗ってきたところで火入れをします。目的は幾つかありますが、ひとつは ” 火落菌 ” の殺菌です。湯銭することにより、清酒の温度が高くなり、火落菌が死滅します。もうひとつは、清酒中の酵素を失活させるということです。熟成の進行を落ち着かせるために火入れを行いますが、お酒の品温が63℃で30秒が目安となります。火入れ後の急冷を行っている様子です。火入れ直後に水で冷し、瓶が割れないようになったところで、写真のように氷水に入れて急冷します。急冷は、火入れ後にでる火冷香(ひざめか)と呼ばれる独特な香りを酒に残さないように行われます。濾過機(ろかき)です。写真は、本社蔵で使用している濾過機の中の1台です。濾過は清酒中の余分な成分を除去する目的で行われます。前にも少しふれましたが、” 火落菌 ” は乳酸菌の仲間で、ある程度アルコールがあった方が良く生育する少し変わった、清酒には好ましくない細菌です。この火落菌が清酒に生えた場合、清酒が濁り、味や香りが悪くなり清酒の価値が下がってしまいます。” 脱気装置 ” と呼ばれている酒蔵には珍しい機械です。この装置は、生酒の中に溶けている酸素を除去する目的で使われています。生酒の中に、酸素と酵素が一緒に居ると悪さをします。どちらか一方がなければ、劣化はかなり抑えられますので、「酸素を含む気体を酒から取ってしまおう」というのが ” 脱気 ”です。これには、中空糸膜という髪の毛ほどの細い特殊な膜が必要になります。気体は通して液体は通さない特殊な膜です。(※この膜は、出羽桜酒造と三菱レイヨンエンジニアリングの共同開発・共同特許になっています。)出羽桜本社蔵の瓶詰め風景です。殆ど毎日のように瓶詰め作業を行い、県外発送や湯煎による瓶殺菌も行っています。写真ではちょっと分かりづらいですが、瓶を洗う機械 ” 洗瓶機 ” 周辺で働く社員の方を撮ってみました。若い方も多く元気と活気のある賑やかな会社です。瓶詰め後、本数の少ない限定製品などは、写真のように手作業で製品化され市場に向けて出荷されています。また、出羽桜酒造で醸造される全数量の約70%は特定名称酒が占めており、(しかも全数量の約50%が生酒という内容になっています。)山形県を代表する吟醸酒蔵になっています。(全数量冷蔵可能の貯蔵設備を備えており、品質管理能力も素晴しいものがあります。)前のページに戻るトップページに戻るこのページのトップに戻る

販売店:酒之郷吉田酒店

¥5,743 送料別
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