シドゥーリ ピノ・ノワール ソノマカウンティ [2010]≪反則のA.V.A.版≫ (中身は94%がファン・デル・カンプ!)●

シドゥーリ ピノ・ノワール ソノマカウンティ [2010]≪反則のA.V.A.版≫ (中身は94%がファン・デル・カンプ!)● ■420本完売! 24本追加いたしました。■スクリューキャップです。コルクはついておりません。【USR】【PIN】⇒このたび年号変更を迎えた'10年のSiduriソノマには吃驚しました…飲んで味わいに、知って内容に。「こ、これってちょっと反則じゃない!?」◎シドゥーリの2010年ソノマ・ピノが凄い事になっている件。年間20〜30種のピノ・ノワールだけが造られるシドゥーリの中でも最安値であり、アダム・リー自ら「入門編」と述べるスタンダード・ボトルがこちらのA.V.A.版ソノマ・カウンティ。しかしその中身はというと、毎年が玉手箱状態。他が羨むほどの豪華グロウワーたちの競演の舞台となっています。∇ 例えば… ≪2008年≫ … ハーシュ×ソナテラ(他) ≪2006年≫ … アンバー・リッジ×ルイス(他) ≪2005年≫ … キーファー・ランチ×サファイア・ヒル(他) ≪2001年≫ … ゲイリーズ×ハーシュ(他)etc... etc... etc...ただし上記はあくまで内容の一部。例えば'01年のゲイリーズがそうであるように、一箇所あたりの使用はほんの数%というケースが大半で、多くとも2〜3割程度です(因みにゲイリーズの所在はモントレーですが、郡/カウンティを名乗る場合は25%まで、A.V.A.を名乗る場合は15%までの他エリアからのブレンドが許容されている為、モントレー産果実を含みながらもソノマ・カウンティ表記が可能となっています)。◎そして今作2010年の正体は…「これ、反則でしょう!」そして問題の'10年。単なる年号変更気分で試飲に臨み、思わず「えっ…!?」とレベルの高さに驚かされました。清楚さにも増して多彩な味わいを放ち、そのまとまりには高級感を湛え、当価格帯のピノとして欠点が見当たらないのです。それもそのはず…中身を知って仰天、且つ納得です。その正体は 『ファン・デル・カンプ』 産果実94%使用…って、き、94%!?もうほとんどシングル・ヴィンヤードではないですか(あと1%増やせば、単一畑表記が可能)。こんなの反則でしょう…どうなってるの!?▼【ソノマMt.の桃源郷】…ファン・デル・カンプ(Van der Kamp)グレン・エレンの町から範囲の始まる標高2400フィートのソノマ・マウンテン。この嘗ての火山を中心とするソノマ・マウンテンA.V.A.は、広大なソノマ郡の中でもとりわけユニークなヒルサイド・テロワールとして知られ、時に傑物の名作を産む個性的なエリアです。ポール・ホブスのシャルドネ・キュヴェ、オーグスティーナの母体である 『リチャード・ディナー』、キスラーのお膝元 『マックレア』 などがグロウワー・メンバー。『ファン・デル・カンプ』 はそんなソノマ・マウンテンに100年以上も続く、ソノマでも最も古い畑の1つです。池や沼、そして100種類以上にも及ぶ様々な木々に囲まれ、「訪れた者は時を失う」と形容される独特な世界が広がります。マーティン&ディクシー夫妻と息子であるウリセスの家族により運営される34エーカーのオーガニック・ヴィンヤードで、クローン777、828、USC23、マルティーニ、スワン、ラ・ターシュ・セレクションといったピノ・ノワールのほか、ピノ・ムニエも栽培されています。最古の植樹は1960年代前半といいますから、最高樹齢は50年を越える計算。ヴァン・デル・カンプの果実を愛用するシドゥーリのアダム・リーは、「ソノマ・マウンテンを訪れて感じたのは、想像していた以上に冷涼だったということ。ファン・デル・カンプにより育まれた果実は、常にグレート。実にユニークなキャラクター。」と語っています。出荷先を見れば、その畑の実力も見えて来ようものですが、シドゥーリ以外にもピノの五ツ星生産者 『ランドマーク』 の旗艦品 『グラン・デトゥール』 はここからの単一畑ですし、そのほか新旧含め、『ライアン』 『フラワーズ』 『ラフォレ』 『シャスール』 『ビョルンスタッド』 『ルックアウト・リッジ』 『デ・ローシュ』 と、単一畑を手掛けるプロデューサーだけでもこれだけの名が連なります。>>■ファン・デル・カンプ産ワイン一覧はこちらこの'10年に関しては、アダム・リーも次のように語っています。「我々はここ数年間ソノマ・カウンティ・ピノを造り続けてきたが、しかし2010年は幾つかの理由により、他に例の無いヴィンテージとなった。まず第一に、前作からの激減。'09年には2,657ケースあった生産量が、'10年はほんの884ケースまで落ち込んだ。この減産は2010年の全体的なピノの収量減が原因である。'10年のソノマ・カウンティはまた、殆どシングル・ヴィンヤード・ワインであることも見所だ。事実、このワインは94%がファン・デル・カンプで、6%がパーソンズ・ヴィンヤードである。」このような事例が無いわけではありません。例えば 『オーガスト・ウェスト』 の'10年産A.V.A.版ピノも、82%が 『ロゼラズ・ヴィンヤード』で、過去には単一畑を名乗れる%を占めた年もあります。ですが価格もやはりそれなり。一方当ピノは2,000円台というのですから反則でしょう。以前ご案内させて頂いた【WE93点/RP92点/WS90点】と三大誌絶賛の 『ラフォレ×ファン・デル・カンプ』 も非常にリーズナブルとされますが、それでも6,000円台です。何せ果実の旨味が純で綺麗。一般的に収量が減ると凝縮感や濃度が増すものですが、当ピノに関しては、むしろ軽い甘みと酸味に穏やかなタンニンという調和…バランス感の秀逸さがより光っています。やや若いゆえエナメルのフレーヴァーやホロ苦味こそ感じさせますが、もう将来性は明らか…どれだけ寝ぼけ眼でも判りますし、グラス内の変化でも一目瞭然。ジューシーな苺やコケモモ、熟れたプラムに軽いオークやナッティな香り、またかすかにスパイスも。清楚でありながら高級感をビンビン放ち、多彩でありながら風呂敷が広がりすぎることもなく、多くのファクターが見事なまでに一つにまとまっている様などはおよそ2,000円台のピノとは思えません。前作'09年はWS誌でもヴィンテージ・チャート99点を付けるソノマの大傑出年でした。その恩恵もあって品質も素晴らしく、私イナムラ@てんちょ「'09年はここ数年でもベストの出来」と申し上げました。。。◎が、まさかそれを更に越えて来るとは…。この'10年は必飲です。

販売店:カリフォルニアワインのYANAGIYA

¥3,129 送料別
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