グランド・コリーヌサン・ペレ -Sp- 2005

グランド・コリーヌサン・ペレ -Sp- 2005 ●何故か、06よりも07よりも08よりも05が後から出てきました。・・・・・その訳は・・・。●インポーターさんからいただいた資料です。 「2005年のサン・ペレはマルサンヌ40%、ルーサンヌ60%。このワインは瓶詰め後 半年間はとても美味しかったのですが、その後3年間ワインが飲めない状態になりました。それがここ一年ぐらいからまた味わいが開いてきて飲み頃に入りつつあります。ローヌの白ワインは熟成させずにフレッシュさを味わうような風潮がありますが、このワインはその逆でやっとそのポテンシャルが開きつつあります。本来の味の複雑さ、奥行きを感じていただければローヌの白ワインの印象が変わるのではないでしょうか。 「昨年、予約の取れないレストラン「エル・ブジ」を抜いて世界一になったレストラン「ノマ」(デンマーク)のソムリエさんが、パリのサチューヌで大岡さんのサンペレ2005年を飲んで「なんだこれはっっ!」とすぐに大岡さんへ連絡。即訪問後オンリストされる事になりました。その、サチューヌはもと「レ・ラシーヌ」の料理人とソムリエが始めたお食事も出来るワインショップ。パリの証券取引所の近くにあり、2010年9月にオープンしてすぐ、美食家たちのあいだで話題になり、1週間前から満席の人気店です。取り扱いワインには、ピエール・オヴェルノワ、ジャン・マルク・ブリニョ、ヴィニブラート、ペイラ、ジェローム・ランベール、大岡さんとおなじみのワインが揃踏みのお店です・・・・。●と言う事で6年越しでようやく登場!です。 先に発売された06のコメントです。●2006年物のSp・・サン・ペレのACが付いています。先ずはインポータさんの資料から・・・・  「北ローヌにおける2006年の天候は、6月から7月にかけては概ね気温が高く、30度を超える日もたびたびありましたが、8月に入ってからは一転して涼しい日々が続きました。8月下旬になって再び気温が高くなりはじめ、9月上旬にはミストラルの影響で一気に糖度が上がりました。この年は9月下旬にまとまった雨が降ったため、収穫が遅い場合は軽く仕上がる傾向にあるようです。サンペレの収穫は降雨の前に行われ、腐敗果もなく健全な状態でした。今秋から来春にかけてリリース予定の2005年産と比較して、酸は高めです。2006年は今すぐお召し上がりいただいても、その圧倒的なボリューム感や果実味だけではなくミネラリティも感じられようにバランスがとれており、こちらは2005年よりも早めに飲み頃を迎えそうです。  「ブドウ品種はマルサンヌ60%とルーサンヌ40%。マルサンヌは多産系の品種で、味わいは大柄でふくよかになる傾向があります。しかし、ここの畑のような花崗岩土壌で育ったこの品種は、ふくよかさを残しながら繊細さも併せ持ちます。また、ルーサンヌはマルサンヌとは対照的にシャープな味わいになるようです。空気圧式プレス機で搾った果汁を、そのまま220Lと350Lの樽で受けて発酵させています。●一般的にローヌの白ワインのイメージってどんな感じなんでしょうか?なるほどね。上の方の「G」飲んでもそう感じるんですが、2006年のローヌ物、酸の乗り方が相対的に綺麗そうです。そのくせクリスピーな堅さに終わらない、ボディがしっかりとしているのは葡萄の出来そのものが良いからなのでしょうか?2006年のサン・ペレ、2004年の残ったガスの力を借りたすっきり感とは異なり、ワインの味わいそのものでバランスがとれているといった印象です。●香りには幾分甘い花の蜜のニュアンス。リンゴや梨のネクター。栄養ドリンクのようなビタミンCやらアミノ酸たっぷり的な雰囲気ムンムンです。でも味わいは実に洗練されている。僅かに揮発酸が高そうでも在りますが、温度が上がると厚味のあるボディとのバランスがとれてくる。柔らかいけどミネラル感も充分にありますね。・・・・夏野菜の炒め物、ズッキーニとか赤ピーマンとか黄色ピーマンとかナスとか・・・ラタトゥイユですかね。野菜の甘味の出て来たところでサン・ペレイ。近くのビストロで最近「豚の耳のパン粉焼き」が定番化しつつありますが、この辺りのコラーゲンたっぷりな味わいにも良さそうです。(2008.05.31 いのまた)  2005年はまだリリースされていないので、一年飛んで2004年物のコメントです・・・●まずはインポータさんの資料より・・・ 「大岡氏が造る唯一のAOCワインだった"サン ペレイ"もついに・・・。あまりに完成度の高いワインであったため(!?)、今年はヴァン・ド・ターブル「キュヴェ エス・ピー」としてリリースされました。ほんの少し残糖を感じ、とっても肉厚で複雑な味わいですが、あまりにバランスが良いのと、わずかに微発泡があるのでゴクゴク飲めてしまいます。正直なところ、恐ろしく美味いです。マルサンヌ60%、ルーサンヌ40%。」●何処にSpとなっているかというとラベル右の緑の部分がそう読めます。下の方の4つの花ここには「二」と「四」と読めるような仕掛けがあって、当局から追求されない程度のヴィンテージ表示がしてあります。●こちらは香りからして甘いです。でも蜂蜜系の甘さではないですね・・・。肉桂のような?甘茶蔓のような?果糖、です(当たり前か・・・)。で、甘さの中にいろいろと楽しい味わいが感じられます。で、味わいもそれなりに甘いか?と言うと・・●あに図らんや、ミネラル感やそれに伴う裏の苦美味しさがピシッとしているので、しっかりワインをしています。と、言うか旨いです。幾分CO2の助けもありますが、甘さ由来のペタつきが無い。穏やかな泡付きヴーヴレという感じですね(そこまでの花梨風味は無いけれど)。香りから想像する以上にすっきりとした味わい。このすくっとした感じが、何となく梅雨の合間の洗濯日和的心地よさ。これは楽しめます。(2006.06.21 いのまた)

販売店:Alcoholic Armadillo

¥3,990 送料別
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