【コッラ [コラ/コーラ]】 カベルネ・ソーヴィニヨン "ナパ・ヴァレー" [2008]● パーカー100点スケアクロウ2007の醸造家シリア・マチェスキによるPB

【コッラ [コラ/コーラ]】 カベルネ・ソーヴィニヨン "ナパ・ヴァレー" [2008]● パーカー100点スケアクロウ2007の醸造家シリア・マチェスキによるPB スケアクロウを究極の域へと(パーカー100点)へと導いた、当代筆頭女流醸造家、シリア・マチェスキが誰の干渉を受ける事も無く自身のプライベートレーベルで描く理想的カベルネの姿。入手手段はオークション限定?【Corra】 Cabernet Sauvignon "Napa Valley" [2008]ご予算が許されれば、ポイントやオークション落札額に縛られる事なく手にして頂きたい素晴らしいワインです。前作においては、シリア・マチェスキ女史作の洗練性を強く確信した当のボトルがこれでした。ポイントで計る事を拒絶したくなる程の素晴らしいワインではありますが、ここでロバート・パーカー氏の評価に目を通すと…「Price欄」をご覧のように、この“Corra”についても主な入手手段はオークションのみとされており、出品価格は$215.00程にも達します。では、何故この販売価格を可能としたのかと言いますと、単に、「正規エージェント経由の蔵出し品」である為。自社のポートフォリオにスケアクロウを擁し、故にシリア・マチェスキ女史にも繋がりを持つことから、N社が早々と触手を伸ばしていました。“Corra”に初めて触れたのは、インポーターへの入荷から4ヶ月程前の2010年3月。手に入れたサンプルボトルを複数名で飲んだ際には、その雅やかで麗しい様には心打ちひしがれたものです。「シリア・マチェスキのプライベートレーベル」と紹介され、なるほど納得。十八番をカベルネとする、世界筆頭女流醸造家の実力を強く印象付けた一本でした。風味を運ぶ繊細な酸の均衡と伸びやかさが特に素晴らしく、また、肌理の細かなタンニンもが互いに作用し合い、大局的な美点を調和よく引き立たせています。同席の内一人、このワインを持参した者の頭の中には、既に批評家による評点が入っていたようですが、当初はそれが明かされずにいた為、他者の通念は払拭されていた筈です。コンサルティングワインメーカーにとっては、クライアントによる要望など、諸々の縛りに合う場合もある事でしょう。しかし、昨今、最上位と目される女流醸造家が、周囲の束縛に会うこと無く、思いの丈を表現出来たのであれば、どれ程の秀作となるか。このカベルネはあまりにも魅惑的です。とは言うものの、事前試飲の際は、空路運ばれた直後のサンプルボトルであっただけに、多少なりともショックを残したでしょう。その分、「然るべき時間を経れば、秘めたるポテンシャルを更に開花させる筈。」との思いも併せて抱きました。やがてN社の正規品が東京港着となり、国内リリース開始を迎えます。更にそれ以前より、割当調整に関する話も届いていました。但し、先の理由もあり、当面は割当分の確保に留める事とします。試飲の席上、こんな話もありました。N社社員:「ところで、表記の“Corra”を何と読ませるのが妥当と思います?」 「素直に読むなら“コッラ”かな?」 「上司が“コラ!”とか言ってるんですよぉ」 「痛いねぇ... まさか“コーラ”は無いよね?」 「いいや。あり得ます。既に社内一名がその名を口にしています。」 「ォィォィ...^^; 電話注文ではどうするの?“コーラ1本お願いします”なんて…うちではCokeもPepsiも売っていないよ。」 「ですよねぇ。言い出したらきかない上司もいますから、販売店からの要望って事で、明日出社したら“コッラ”とすべきと言いますよ。」**━━ それから数日 ━━** 「のむらさん!大変です!“コーラ”にされちゃいました!!」 「........ (T_T)」 (蛇足失礼m(__)m)▼ 「当代女流醸造家筆頭」 シリア・マチェスキ (Celia Masyczek/セリア・ウェルチ/セリア・ウェルッシュ)パーカー・ポイントの観点上、彼女を凌ぐ“結果”を残す女性(単独:※)は見当たりません。例えば北米から15のWA100点が産まれた2007年。スケアクロウとコルギンを除くそれら全ては、名の通る男性醸造家が手掛けます。■ シュレーダー×2種:トーマス・ブラウン ■ ヴェリテ:ピエール・セラン ■ コルギン:アリソン・トズィエ ■ ダナ・エステイツ:フィリップ・メルカ ■ キャプサンディ:ドニ・マルベック&ロブ・ローソン ■ クウィルシーダ・クリーク:アレックス・ガリツィン ■ サクソン:ジャスティン・スミス ■ エイブリュー:デヴィッド・エイブリュー ■ ボンド:ボブ・レヴィ ■ ハーラン・エステイト:ボブ・レヴィ ■ スローン:マーサ・マクレラン&ボブ・レヴィ ■ スクリーミング・イーグル:アンディ・エリクソン ■ ハンドレッド・エーカー:ジェイソン・ウッドブリッジ&フィリップ・メルカ ■ スケアクロウ:シリア・マチェスキ女流醸造家単独(※)による「パーフェクトワイン監修者」は上記の中で、コルギンのアリソン・トズィエとシリア・マチェスキのみ。2007年に限らず対象を今世紀中の全米産に広げたところで、その結果は大きく変わることはありりません。過去に遡れば、ブライアント'97のヘレン・ターリー、ダラ・ヴァレ "マヤ"とイーグル'97のハイジがここに加わるのみ。(※:共同監修にはスローンのマーサ・マクレラン&ボブ・レヴィがあり。) 彼女の生まれはオレゴン州南部。裏庭のオークの木に囲まれ、ワイン収集家で尚且つ自家用ワインを造る父の下、兄弟達と葡萄の実を茎から外す作業の手伝いが、彼女がワインと馴れ初めた原風景です。1982年、UCデイヴィスにて発酵学を修めた後のマチェスキ女史は、ワイン造りの第一歩を海外の産地から始めます。五年後に帰国した彼女は、まずナパヴァレー・スタッグスリープ地区のシルヴァラード・ヴィンヤーズに身を置き、クォリティ・コントロール・ディレクターのポストへ就任。第一子出産後の1991年にはロバート・ぺピのアシスタント・ワインメーカーを務め、それを機として彼女は、ワインメーキングの場におけるコンサルティングのキャリアをスタートさせました。ハートウェル、スタグリン、コーナーストーン、DRスティーヴンス、ハリウッド&ヴァインセラー。ナパで名を博すプレミアム生産者の幾つかは、彼女の手腕を拠り所とした結果、名実共にトップワイナリーへと飛躍を遂げています。1999年、その功績によりワインメーカー殿堂入り(Winemaker's Hall of Fame)と、次世代における主役としてWoman for Winesenseにより与えられたライジングスター賞(The Rising Star Award by Women for Winesense)のタイトルも手中に収めます。また、ワイン&スピリッツ誌にて、次世代のカルトナパを探す特集が組まれた際には、表紙を飾るまでに大きくクローズアップされ露出を増しました。ちなみに、歴史ある造り手、BV(ボーリュー)のワインメーカー、ボブ・マチェスキは彼女のご主人。■ コッラ (Corra Wines) 2004年にシリア・マチェスキ女史が立ち上げた自身のレーベル。25年を超える醸造家としての経験から、自らが最高の質と判断した果実を育む畑と契約を交わし、醸造設備は他社より貸与の上でワイン造りが進められます。“Corra”とは、ケルト民族の神話に登場する一人の女神の名、“Ko-Rah”が由来。女神は、「予言」を司るものとして、また、鶴の姿で現世に姿を現すと伝えられます。フロントラベルには、鶴の姿で翼をはばたかせ降臨した女神の姿がモチーフとして示され、更には、彼女がモットーとする「先進的な姿勢」の象徴として表されています。現在に至るまでのシリアは、マウント・ヴィーダー、アトラス・ピーク、ハウエル・マンテン、セント・ヘレナからカーネロスまで、それぞれに個性の異なるナパ・ヴァレー各処の果実を用いてワイン造りを続けてきました。その経験もまたこのコッラの為へと反映されており、果実の出所に関しては、ナパ・ヴァレーの縮図ともいうべき構成です。スケアクロウも属するラザフォードに加え、ハーランやオーパスワンのお膝元であるオークヴィル、更には、「ウルトラプレミアムの巣窟」として名高いプリチャード・ヒルの三地区から。 手摘みにより収穫された果実は、二度にわたり選果。新樽比率90%のフレンチオーク100%で22ヶ月樽熟成。清澄及び濾過は施されません。それなりの理由があり、スケアクロウの入手難易度は突出します。(参照≫)一概に生産量の比較をもってして、その度合いを量りにかける事は出来ませんが、同様に彼女が手掛けるこちらの年産が400ケースであるのに対して、スケアクロウのそれは500ケース超ともなれば、中々入手も難しいはずです。● 2007ヴィンテージ×6本は半日で完売でした。 (最終分)品種構成:カベルネソーヴィニヨン 産地:カリフォルニア州>ナパ郡>ナパ・ヴァレー(バレイ/バレー)A.V.A. California>Napa Valley タイプ:[赤] フルボディ Full 内容量:750ml

販売店:カリフォルニアワインあらかると

¥18,879 送料別
???
このジャンルのトップへ戻る