ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニ・モンラッシェ・1er・レ・フォラティエール[2005]750ml

ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニ・モンラッシェ・1er・レ・フォラティエール[2005]750ml 8℃前後で抜栓し温度が上がりきらないように冷やしては戻すことを繰り返しながら、1時間半くらい置く。少し緑がかった薄いレモンイエロー、白い花、百合、ニセアカシア、ジャスミン、山梔子、グレープフルーツ、リンゴ、ビターオレンジ、パイナップル、バナナ、桃、バター、ローストしたナッツ、蜂蜜、オレガノ、タイム、タラゴン、ローズマリー、フェンネルシード、クミンシード、ベルガモット、白檀、煙、鋼、火打ち石、石英系のミネラル、当然のことだがまだ若い。でもすでにルフレーヴ独特のスタイルを表現し始めている。薄い色合いを持ち、綺麗な花と甘く凝縮されたフルーツがハーブやミネラルの香りを伴いながら力強く広がってくる。多分10〜12℃ぐらいだと思われるが、最初から花・フルーツのノートだけでないのはやはりルフレーヴならではだろう。ビオディナミ自体 理解不能の所があり盲信しがたいところもあるが、DRC・ルロワ・ルフレーヴのこの3ヶ所は文句の付けようのない葡萄−ワインを造る。テロワール本来の力を反映した高い熟度の葡萄を厳選し、造ることにより成しえたことだろう。非常に濃く、凝縮され、どっしりとしたコク・ボディを持ち、ギュッと目の詰まったワインだ。だが、酸・ミネラルのレベルが高いためか、ある意味軽やかで、非常に爽やかに感じられ、ベタッとしたり、鈍重であるようなことは全くない。時間が経つと、焦がしたバターやローストしたナッツ・蜂蜜が香りだし、それにつられるように色々なハーブ(オレガノ、タイム、タラゴン、ローズマリー、フェンネルシード、クミンシード、ベルガモット)が複雑さを加え始めた。やがて、白檀、煙、鋼、火打ち石、石英系のミネラルなどミネラル系のニュアンスが香り始めると、一挙にスモーキーでスパイシーでミネラリーな様相を呈してきた。まるで線香花火か火打ち石を打ったときのようだ。ルフレーヴの凄さだろう。ただ、やはりまだ若くポテンシャルを測るには充分だが、飲むには可哀想だ。だが、我慢すれば近い将来素晴らしい世界を見せてくれます。今の内に買わないと手の届かない価格となってしまうでしょう。H19.09.15ドメーヌ・ルフレーブは、モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェのグラン・クリュの畑を持っています。そしてピュセル、フォラティエールを筆頭に、多くのプルミエ・クリュも所有しています。全てのパーセルはビオディナミで栽培され、得られるブドウは並外れた品質となります。テロワールを忠実に表現されており、ピュリニーに求められる姿が、究極の形で表現されています。アンヌ・クロード・ルフレーブ、彼女の造り出す素晴らしい一連のワインは、パワフル、エレガント、そして長い寿命を誇り、完璧と言わしめるほどの高貴さを讃えています。ピュリニーの至宝ともいうべき珠玉のドメーヌ。つくられるワインはブルゴーニュのみならず、世界中で最上の逸品のひとつ。 モンラッシェ——’91年産が初リリース。かつてのルネ・フルーロの区画からつくられる——を始めとする4つの特級畑を筆頭に1級、村名合わせて21ヘクタールの広さを誇るドメーヌ。 歴史は1580年まで遡ることが出来るが、18世紀初頭にはピュリニーの村に移りワインづくりを行なっており、現在のドメーヌの姿が出来上がるのは今世紀の始め。1920年代より評価は高かったが、今日の世界的名声は現在の女性当主アンヌ=クロードの父ヴァンサンと彼の兄のジョーによって築き上げられた。’82年にジョー、’93年にヴァンサンが亡くなったがドメーヌは以前にも増して精力的に運営されている。 ヴァンサンがモットーとし、常に心掛けてきたことのひとつにクリーンということが挙げられる。これは、現在でもこのドメーヌの特筆される事柄で、収穫用、醸造用器具、そして醸造所内と、清潔に保つため、常に尋常ならざる心配りがなされている。他にアンヌ=クロードになってからの特徴的な作業にバイオダイナミックス(仏語でビオディナミック)の実践がある。農薬や化学肥料に頼らず、大地が持っているパワーを十分に活用してぶどう樹を育成するというもの。このことによりアペラシオン本来のその土地毎の持ち味がよりはっきりとワインに反映されるようになった。 つくりで、注目されるのは二酸化イオウの使用を抑えるという点。通常SO2は雑菌の繁殖を抑制するために用いられるが、ドメーヌでは先に述べたようにワインづくりの工程を極力清潔に保つという努力でこれにかえている。 コート=ドールのワインづくりに樽は欠かせないが、ドメーヌでは自家樽に取り組み、年々比率を高めている。ちなみに発酵はACブルゴーニュ——といっても、村名畑レ・ウイエールにまたがる樹齢の若いぶどう樹からつくられるクオリティの高いワイン——とACピュリニーは大樽だが、特級と1級は小樽で行なわれ、そのうちの3分の1は新樽を用いる。 上に記したような伝統的な手法で、土地毎の持ち味を生かし、細心の心配りで仕上げられるワインは、優雅で調和のとれた真に偉大と呼べる素晴らしいもの。

販売店:ウメムラ Wine Cellar

¥22,050 送料別
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