マルケス・レアルテソーロペドロ・ヒメネス濃密かつエレガンス、究極のデザート・シェリー！ | |
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【使用品種】ペドロ・ヒメネス100％【タイプ】柔らかなコクの甘口 【味わいの濃さ】←軽快・濃い→ 123456【ティスティングコメント】ほぼ黒に近い、黒糖を溶かしたような色をしています。香りもそれ相応に、プルーンジャムと黒糖がしっくりくるようなとろ〜っとした、甘い香り。香りだけで随分と、良いシェリー酒である事が伺えます。ペドロ・ヒメネスならではの濃淳な香りはかなり独特なもの。トロトロの液体が口の中でやんわり広がったかと思えば、こちらも後から風味がしっかり来ます。面白いのは、これだけ濃厚な味わいであるにも関わらず、後にベタベタ残ることが無い所で、これは、味わいの芯となる酸味がしっかりあるからです。甘口としては、かなりのレベル！このシェリーだけでデザートと言える逸品です。スペイン人に愛されるシェリーの定番と言えば「フィノ・ティオ・マテオ」！この意外な事実はスーパーマーケットの売り場を覗けば納得できます。スペイン市場で売上トップのスーパーチェーン、カルフールやアルカンポにおけるフィノのシェアはゴンザレス社のティオペペと互角で、他のスーパーチェーンでもほぼ互角のシェア。大手では唯一のスペイン資本のスーパー、メルカドーナ（業界2 位）に至っては他社を寄せ付けない100%シェアを誇っています。輸出重視ではないため世界的なブランドではありませんが、スペイン人にとって「ティオ・マテオ」はフィノの代名詞として親しまれているのです。そんな素晴らしいシェリーを造り続ける“レアル・テソーロ”は、小売りだけでなく、エル・ブジ、カサ・ルチオ、ジョッキー、ヴァルザック、ラ・モンタネラなどなど、最高峰のレストランで扱われているトップブランドなのです。◆レアル・テソーロの歴史◆マルケス・レアル・テソーロとは、18世紀南米を航海中、海賊に襲われながらも無事に帰還した、国王の財宝(レアル・テソーロ)を守り抜いた褒美として国王チャールズ3世が“王室財宝侯爵(マルケス・デル・レアル・テソーロ)”の称号を艦隊の指揮官であったホアキン・マヌエル・デ・ビリエナに与えたことから始まります。そして2世代後、その名はアルフォンソ8世の孫であるマルケス1世に受け継がれ、1879年にはマルケス・デ・レアル・テソーロをブランド名とした会社が設立。以来、著名な貴族ヴィラクレセスより2世紀に渡り熟成されたシェリーのストックを引き継ぎます。現在、レアル・テソーロはスペイン最古のシェリー・ハウスの一つ、バルデスピーノ社も傘下に入れるグルーポ・エステベスの一員となり、最新技術を用いた様々な取り組みを行い、シェリーを生産。その代表銘柄が、フィノ・ティオ・マティオです。このシェリーは、ヘレス・デ・ラ・フロンテラ出身の偉大なフラメンコ・ダンサーで歌手、女優でもあったローラ・フローレスが愛したフィノで、ローラ・フローレスはスペイン人のみならず、南米や世界各国の人々に愛された、スペインを代表するアーティスト。現在、ボデガには1999年に作られた彼女の銅像があります。◆レアル・テソーロのシェリー◆レアル・テソーロの哲学は、古い伝統を尊重しつつ最新技術を駆使したワイン造りを行うことで、例えば、ワインを熟成する際ゲノム音楽を聞かせるなど、革命的なワイン造りに取り組んでおり、特に注目したいのは、低いヒスタミンレベルを持つ唯一のシェリー、フィノ・ティオ・マテオ。ヒスタミンとは、お酒や食物に含まれる科学物質で過剰摂取をすると頭痛を引き起こす恐れのあるもので、フィノ・ティオ・マテオはワイン分野の平均値の100分の1以下のヒスタミン量しか含んでおらず、それ故、シェリーを愛するスペイン人が好んで飲むブランドとなりました。シェリーは白葡萄のみで造られ、辛口を造るときにはパロミノ種、極甘口を造るときにはペドロ・ヒメネス種かモスカテル種のどちらかが使われます。醸造方法は、 基本となる辛口のワインの場合パロミノ種を使って、普通の白ワインと同じように、まずアルコール発酵が行なわれ、続いてソブレタブラという樽に移され、ワインは600リットルの樽に500リットルほど注がれ、ブランデーを添加された後、空気に触れた状態で2週間から3年に渡る熟成の過程に入ります。ソレラ・システム（エル・システマ・デ・クリアデラ・イ・ソレラ）は、シェリー独特の熟成方法で、まず、熟成された樽のシェリーを出荷や瓶詰めのときに、全部は抜き取らず少なくとも2/3は残しておきます。そして抜いた分と同量の熟成途上のシェリーを注ぎ足し、こうして新たに注ぎ足された樽のシェリーが再び出荷できるようになるまで熟成をさせることで、常にその個性や持ち味を保つようになります。
販売店：カガヤ ￥2,780 送料別 |
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