【ラ・グランド・コリーヌ】 コート・デュ・ローヌ [2008] キュヴェ・G

【ラ・グランド・コリーヌ】 コート・デュ・ローヌ [2008] キュヴェ・G 100%グルナッシュ2008年:雨。開花時期に毎日雨が降りました。ローヌでは非常に珍しく、ベト病が発生した年です。年間を通して冷涼な年で、8月だけは天気が良かったのが印象的。9月の第一週に200ミリの集中豪雨に見舞われました。その後は快晴が続き、大岡さんはブドウを完熟させるため、収穫を10月中旬に行いました。きれいなアロマ、繊細な果実味と細やかなタンニン。糖度だけではなく酸も凝縮した仕上がりに。時間が経つとGとしては力強く、グルナッシュらしいスタイルが現れます。一言で言うと「緻密なうまみ」が詰まった感じが2008年Gの特徴です。<輸入元資料より>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−<以下2006年のコメントです>輸入元の説明にもあるように、このワインの一番の特徴は北ローヌのグルナッシュを使ってワインを仕上げていることにあります。先入観は要りませんが、その差は歴然ですね・・・・・。外観は濃厚な紫〜小豆色。抜栓直後はややなめし皮や酵母臭があります。5分もすると蜜蝋、ザクロ、ターメリックなどのスパイス、青いバナナ、ビーフジャーキー、スミレ。グラスに注いだ直後は、ややタニックな部分も感じますが、10分もすると警戒心を解いたようにグッと味わいが開いてきます。チョッとビックリしました。通常グルナッシュの魅力は溢れんばかりの果実味にあると思うのですが、その分やや粗雑というか田舎育ちと言う印象を拭いきれません。その一方シラー種は、涼しさを感じる品の良さと何処か人を寄せ付けない距離感を纏うイメージ。このワイン、その両方の品種の二律背反的特徴を兼ね備えています。しかも、綺麗なミネラルがスッと一本通っていて透明感すら感じます。いやぁ、素晴らしい。アフターに仄かに乳酸的な旨みも感じますので野趣深さが増し、ワインのシルエットを綺麗にまとめ上げています。毎年入荷量が少ないのであっと言う間に完売してしまいキチンと対峙できないのですが、今回思い切って試飲して良かったです。ちょっぴり幸せな気分になりました。輸入元の資料にもあるように、グルナッシュとは思えない繊細さがありますので、冷やしすぎるとその特徴が現れてこないと思いますのでご注意下さい。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下2003年のコメントですこのワイン、本来なら酸が足らなかった2003年のSCにすべて混ぜることになっていたそうです。しかし、このワインを飲んだティエリー・アルマンから「このワインはすばらしい。単独で瓶詰めしなさい。絶対にグルナッシュ100パーセントのキュヴェを作るべきだ」と助言を受け、4樽あったうちの1樽のみグルナッシュ100パーセントで瓶詰めしました。すなわち生産量わずかに25ケースとなります。味わい的には、「これが2003年のワインか?」と俄には信じられない程のエレガントな酸がしっかりと残っています。酸が足らなかったScになぜ混ぜようとしたのかご理解いただけるでしょう!逆に言うと2003年だからこそ、北ローヌでこれほどのグルナッシュが出来たといえるかもしれませんね。ボルドー大学で醸造学を学んだ日本人醸造家が、ローヌの自然派で知る人ぞ知る、コルナスのティエリー・アルマン氏とタッグを組み、次世代のフランスワインとも思えるすばらしいヴァン ド ターブルを造りました。ファースト ヴィンテージである2001年は日本へは未出荷のため、実質今年が日本デビューです。大岡氏からのお願いLe CanonはSO2(二酸化硫黄)を殆ど使用していない低価格ワインのため、"フレッシュな果実味を多く感じるうちに早く飲んで頂きたい"とのことです。極力2003年秋までに消費していただくようお願いいたします。年間生産量:約470ケース(日本への輸出分以外はフランス国内のビストロやバーなどに出荷されています)セパージュ:グルナッシュ45%、シラー45%、サンソー10%畑の場所はSt Perayの南約20km、北ローヌと南ローヌの間のあたりで、すべて買いブドウです。コラージュやフィルターもなし。醸造・瓶詰めはティエリー・アルマン氏のセラー(コルナス)でおこなわれます。=Le Canonとは?=日本語でも男性ことばがあるように、非常に男性的な言葉です。親しい同僚や男性の仲間同士で、「さあ、一杯飲むぞ!」と言う時にフランス語ではprendre un canonと表現します。その canon を名付けました。大岡氏のコンセプトは、気軽に飲める(飲み口、価格とも)ナチュラル派ワイン、本物のワインを造りたい、という思いが込められています。大岡弘武氏プロフィール1974年、東京生まれ1997年、渡仏。ボルドー第2大学・醸造学部で2年学ぶ。2年目のカリキュラムで現地研修があり、あいにくティエリー・アルマンが都合悪く、ドメーヌ ジャン・ルイ・グリッパに入る。研修後、そのままグリッパ(ギガル社傘下)に残り、栽培責任者として重責をこなす。2003年1月から正式にティエリー・アルマンにて栽培、醸造の仕事に従事。

販売店:優心美酒SHIMURA

¥2,480 送料別
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