トリエンヌ VDP du Var レゾーレリアン 2009年TRIENNES VDP du Var Les Aureliens 2009 | |
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Wine Data ■生産地 フランス プロヴァンス地方 ■品種 カベルネソーヴィニヨン50％、シラー50％ ■生産者 トリエンヌ ※ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイスとDRCのオーベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたワイナリー ■味わい 赤ワイン 中重口 まろやかで、まとまりのある味わい。ヴァニラやトースト香、ブルーベリーコンフィの香り、かすかにミントのようなすっとする香り。優しい酸が果実味を強めに感じさせます。 ■容量 750mlTRIENNES トリエンヌ デュジャックとDRCのコラボによる高水準のヴァン・ド・ペイ 1989年、ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイスとDRCのオーベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたトリエンヌ。 ドメーヌは、マルセイユの北東、海岸から30キロメートルほど内陸に入った、ヴァール県はナン・レ・パンの村にあり、ACのエリアとしてはコトー・ヴァロワに重なります。そこは古代フェニキア人たちがぶどうを植えて以来、何千年ものあいだ栽培が続けられてきた地でもあります。 47ヘクタールの畑は、ブルゴーニュなどと同じく粘土混じりの石灰岩質土壌からなり、北のオーレリアン山と南のサント=ボーム山塊の間、標高450メートル前後の緩やかな斜面に広がります。夏の間、日中の気温は摂氏30度から40度に達するものの、高地のため、夜間は10度から15度にまで下がるという、まさにぶどう栽培にうってつけの場所。以前から植えられていたユニ・ブラン、サンソー、カリニャン種などに、白はヴィオニエとシャルドネー種、赤はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー種を接ぎ木し、陣容を整えました。 ドメーヌの管理はヴィレーヌ、セイス双方から信頼の厚い、エノロジストでもあるレミ・ロジエがおこなっていて、今日、ぶどう栽培はほとんどビオロジークとなっています。ニュー・ワールドの技術の摂取に対しても積極的で、収穫もミレジムによってはオーストラリアなどでおこなわれているナイト・ハーヴェストを実施。 現在ドメーヌでは赤3種に白2種、それにロゼの計6種類の銘柄をリリースしています。赤は、平均で35ヘクトリットル前後という低収量のシラー、カベルネ、そしてメルロを用い、野生酵母による1ヵ月間以上におよぶ長期間の発酵を経て、デュジャックで使用した樽で1年間の熟成。その後フィルターなしで瓶詰めされます。 その赤でポピュラーな銘柄がオーレリアン・ルージュ。カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーからつくられているワインで、バランスもよく、スマートな口当たりが愉しめます。トリエンヌのエスプリがよく伝わってくる1本。 赤では唯一のモノ・セパージュがメルロ。ワインは非常に濃い色調で、ほとんどのミレジムで最も凝縮感ある仕上がりとなり、アルコールも度々14パーセントに達する。ドメーヌで最も生産量の少ないアイテム。 カベルネにメルロ、シラーと3品種を使用した赤がサントーギュスト・ルージュ。完熟した果実からつくられるワインは、南仏らしさを纏った濃厚なものです。そのスパイシーな風味はプロヴァンスの風土も感じさせてくれます。 オーレリアン・ブランはシャルドネーと5パーセントほどのヴィオニエからつくられます。30ヘクトリットル前後とブルゴーニュのグラン・ヴァン並みに収量を抑え、デュジャックの旧樽とタンクでの発酵。その際バトナージュをおこない、またマロ=ラクティークもミレジムによっては完全に終了させずに、7割ほどに留めるなどフレキシブルな対応をみせ、10ヵ月ほどの熟成を経て瓶詰めされます。果実味が前面に出たヴァン・ド・ペイなどとは異なる構造のしっかりしたワインは、デュジャックのエッセンスが感じられるものです。 ヴィオニエ100パーセントでつくられるのがサント・フルール・ヴィオニエ。ドメーヌで最大の栽培面積があり、全体の3割弱、13ヘクタールを占めます。樽は一切かけずタンクのみで仕上げ、その華やかな香りを閉じ込めたワインは、セパージュの特徴をしっかり纏い、厚みがあり、飲み応えある1本に仕上がっています。 ロゼ——以前はグリと称していたが2006年産から名称を変えた——は樹齢50年以上となるサンソー主体につくられます。24時間の低温のマセラシオンで色素を抽出、樽は用いずフレッシュに仕上げたワインは爽快感に溢れ、バランスに優れたうまみ十分のもので、トリエンヌで最も成功している銘柄のひとつです。 1989年のスタート以来早くも20年の歳月が積み重なりましたが、ワインは年を追う毎に酒質を向上させていて、その出自に恥じぬワインを生むトリエンヌです。
販売店：ときや商店 楽天市場店 ￥1,820 送料別 |
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