マルセル・ダイス ヴァン・ルージュ・ド・サン・イポリット[2004]

マルセル・ダイス ヴァン・ルージュ・ド・サン・イポリット[2004] 地域/アルザス 色/赤 2005年から新登場の、ダイス2作目となる赤。ピノノワール100%。0.5ha。平均樹齢20年。砂質、花崗岩質主体の軽めの乾燥土壌。このピノノワールの畑は、プルミエクリュ・ランゲンベルグの畑に隣接します。酸は比較的穏やかな印象を私は感じます。ファースト・ノーズに葡萄の完熟を感じる !!!オイリーな果実味と完熟したカシスを、深いミネラルの風味が特徴的な、フェミナンでエレガントでありながら口に含むと上質なタンニンを感じるところからも骨格のしっかりしたワインです。年間生産量2000本の限定生産キュヴェ。「ダイスのピノノワールらしい」と言うことなのですが私の経験上、これだけアルザスのピノ・ノワールで酸味が穏やかなものの記憶がない。ワイン全体はドライ感があるのですが香や余韻にふくよささを感じるのです。これが「ダイスのピノノワールらしい・・・」なのかな !!!!「何かをよくしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」。ジャン・ミシェルの主張は、つまるところ4つに集約されます。1) なによりも、根を深く伸ばさなければならない。ビオディナミもその手段にすぎない。2) テロワールの個性は、品種の個性を凌駕する。3) クローン樹から造られるワインはどれも同じで、そのクローン特有の味しかしない。4) 土壌の生態系のバランス=ワインの味わいのバランス=飲む人間の体内器官のバランス。バランスが悪いと、飲む人も疲れたりといった害を生む。良いワインは、人間を癒すものである。ジャン・ミシェル・ダイスという人と彼のワインの本質を理解することができない人達は、彼のことを”変わり者”と呼ぶしかないのですが、本質志向で意欲的な新世代の造り手たちからは父親のように慕われています。

販売店:ただワインが好きなだけ

¥4,315 送料別
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