ラフォレ ワインズ シャルドネ/ピノ・ノワール ノースコースト [2010]≪フラワーズ、ラ・クレマ、ハートフォード、ピゾーニらを世に送り出した辣腕醸造家グレッグ・ラフォレによる独自レーベル≫○●

ラフォレ ワインズ シャルドネ/ピノ・ノワール ノースコースト [2010]≪フラワーズ、ラ・クレマ、ハートフォード、ピゾーニらを世に送り出した辣腕醸造家グレッグ・ラフォレによる独自レーベル≫○● ■ラフォレイズムの片鱗がこの価格で!現在進行形で彼が手掛ける作品が国内2,000円台…は今作が唯一。【La follette Chardonnay/Pinot Noir North Coast 2010】**++ もう、感激です…彼のワインが2,000円台なんて ++**◎まずは純粋にこの価格に喜びたいと思います。古くはフラワーズからハートフォード、ラ・クレマやデ・ローチ、ロンダーやデュナに到るまで、グレッグ・ラフォレが進行形で手掛けるピノ&シャルドネが2,000円台など過去あったでしょうか…単純に、感激です。内容に関しても、そこに妥協は感じられません。まずは産地から。グレッグは自らのA.V.A.ラインを、ノース・コースト産で仕上げてきました。特定の産地呼称がブランド化しつつある中、真のヴァリュー・フォー・ブライスを求めた場合、果実の出所をナパ・ヴァレーやソノマに拘る必要はありません。例えカリフォルニア北部に絞ったとしても、アンダーソン・ヴァレーやポッター・ヴァレーを内包するメンドシーノ、古くからの産地であるレイクやマリン、ナパ・ヴァレー外の広域ナパ・カウンティなど、二大産地以外にも注目すべきエリアは多々あり、条件に見合った果実さえ手に入るのであればそれら地域を活用したほうが遥かに有益です。近年 『ヘス・カベルネ』 や 『クロ・デュ・ボワ』 など、ナパやソノマを含みつつも、より広域の果実を用いた "ノース・コースト産"(ナパやソノマを包括する大区分)のワインが再び増えてきたように思います(また昔からこれを地で行くスパークリングが 『シュラムスバーグ』 ですね)。新たなるラフォレ・ワインズでも「ソノマ×グレッグに縛られない」ことを打ち出していますが、アプローチ・レンジとなるこちらのA.V.A.ラインも、メンドシーノ産果実を含むノース・コースト産としています。そのメンドシーノ・パートを担う畑が 『マンチェスター・リッジ』。旧タンデム時代からシングル・ヴィンヤードとしてリリースしてきた旧知の仲であり、この畑があるからこそ、逆にラフォレ・ワインズでもソノマだけフォーカスすることを止めたといっても過言ではないでしょう。ラフォレのシグネチャー・ワインとしても、ピノ、シャルドネ双方にここからの単一畑が存在しますが(日本未輸入)、その他にも【VF100点】で話題を呼んだオウトゥール(Auteur)、元タリウスの醸造家ティム・オルソンのP.B.であるオルソン・オグデン(Olson Ogden)、ピゾーニに認められた女流醸造家のライアン・セラーズ(Ryan Cellars)などなど、マンチェスター・リッジの果実を求めるクライアントには高品質ブティックとして知られる影の実力派が揃います。▼マンチェスター・リッジ(Manchester Ridge)メンドシーノ・カウンティの中でも沿岸寄りのA.V.A.メンドシーノ・リッジにある 『マンチェスター・リッジ』 はマーティン・モチヅキ氏により2002〜2004年に植樹が行われた、広さ30エーカーほどの畑。未開の地も少なくないこのA.V.A.の中でも、霧を見下ろす絶景の標高2,000フィート(降霧線が平均して400フィート)という高地に位置し、周囲には柿の木や栗の木もある実にユニークなロケーション。これにはグレッグも「エキサイティング・ヴィンヤード」と興奮。グレッグとマーティンの交友は古くからあり、二人のコラボレーションによるピノ・ノワールの第一号は1990年代にまで遡ります。沿岸&高標高ならではの冷涼且つ落ち着いた気候から果実は長いハング・タイムを許され、結果として酸や鮮度を損なわずに円熟と複雑性を備えることができます。複数クローンの中には「シャルドネ・ムスク」と呼ばれるディジョン系クローンの809も植えられており、芳しくアロマティックながらもデリケートなラフォレ・シャルドネのキャラ立てに一役かっています。【シャルドネ】■グレッグ自ら「デリケート&ピュア」と述べるシャルドネ。2012.3開催の試飲会「グランド・テイスティング」にて試飲して参りました。スタンダード版にしながらこの旨さ!費用対効果はシングルをも上回る見事な内容。下記ロレンツォ共々素晴らしい美味しさでしたが、より「グレッグらしい」のはこちらのノースコーストのほう。オレンジ・マーマレードや完熟したトロピカルフルーツの華やかな行進がありますが、「がっちりある酸」と「粒のような多量なミネラル」がセンスの良い実に見事なバランス感覚を生んでおり、こちらのスタンダード版のほうがキレが良いです。果実の盛り篭の中に、どこか土を連想する香味やスパイスといった不思議なニュアンスがあって、ただ豪奢なだけでなく、飲み飽きを起こさせない(計算づくの?)一連の流れがあり、リッチな絢爛さを後引くものに変えるという離れ業を見せてくれます。ブラボー!ワイナリからのテクニカル・シートによれば、この価格でもフルーツ・ソースには 『マンチェスター・リッジ』 や 『サンジャコモ』 などからという贅沢な内容。マンチェスター・リッジからのシャルドネがデリケートで芳しいアロマを、サンジャコモからのシャルドネがキビキビした風味さえ抱える酸を与えています。【ピノ・ノワール】■ピノに対しては「魅力的な複雑性とフレッシュな酸」と述べるグレッグ。こちらも2012.3開催の「グランド・テイスティング」にて試飲して参りました。スタンダード版ピノも実にイイ…。嬉しくなっちゃいますね。2000円台では間違いなくベスト・ピノの一つです。色合いはやや薄めで冷涼感や透明を感じさせますが、旨味の膨らみはカラー以上に十分で、味わいのヴォリュームに不足感を覚えることは一切ありません。アメリカンチェリーやラズベリー、プルーンに加え、更に紅茶や微かな土のニュアンスも。単なる果実味全開のピノとは一線を画します。単一畑ピノにあったシルキーな舌触りはこちらにも存在。味わいの上品さや深みをともなった清麗感が際立ち、整いの美しさが抜群です。エレガントさに溢た洗練さが随所に感じられ、手の込んだ料理を提供する高級レストランが喜ぶような、この価格でもトップ・クラスのピノ・スタイルを見ます。ピノ・ノワールは 『ホークス・ルースト・ランチ』 と 『マンチェスター・リッジ』 などから。ホークス・ルーストからのピノが味わいの輪郭を、マンチェスター・リッジからのピノがバラの花びらのアロマやデリケートなスパイシーさを運びます。「今から試飲が楽しみでしょうがありませんが、グレッグのワインを飲み続けてきた経験から言えば、こう言ってしまって良いかと思います…乞う!ご期待。」と申し上げましたが、やっぱり彼のワインは素晴らしい…期待を裏切らない美味しさに思わず笑みがこぼれました。●改めて申し上げます。「大・推奨!」【USR】【USW】【CHA】【PIN】■スクリューキャップです。コルクはついておりません。

販売店:カリフォルニアワインのYANAGIYA

¥3,129 送料別
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