クロ・レオ [2008] 750ml

クロ・レオ [2008] 750ml シャトー・ヴァランドローのテュヌヴァン社で働いていた日本人、篠原麗雄(しのはら れお)氏が2002年、0.82ヘクタールの畑を購入して造り始めたガレージワイン。(篠原麗雄・キャホリン夫妻)【篠原麗雄氏のコメント】全ての作業を完璧に行いたいので、普通の生産者に比べると数倍仕事をしています。しかし、生産量は他のシャトーに比べると2,3割しかありませんが・・・・・畑では、化学肥料を使わず、堆肥を使い、除草剤を使わず別の方法で除草をしたり、ビオディナミではありませんが、畑が良いコンデションになるようにコントロールしています。又ヴァランドローのテュヌヴァンさんやオーゾンヌのヴォーチエさんもたまに畑に来てアドバイスをしてくれました。(ファーストヴィンテージ時にはテュヌヴァン氏は収穫前、毎週来て一緒に葡萄を食べ収穫時期を決めました。)醸造所はTCA等の汚染を防ぐ為に、問題物質のある材料は使わず、自然の素材を使っています。面積:0,82ha  畑・土壌:AOCコート・ド・カスティヨン  粘土石灰質土壌コート・ド・カスティヨンは、サンテミリオンから同じ土壌が続く、緩やかな丘陵地で森も多く、秋にはセップも採れる場所です。ワインはボルドーの伝統的な造りをしている生産者が多くいますが、近年はサン=テミリオンのシャトーもカスティオンでワインを作り始めています。(ベコ・ネイペルグ・ドーノンクール・ヴェレット・プリセット等々)粘土は全体の力強さを、石灰はフィニッシュに繊細な酸をワインに与えます。特に粘土の多い場所にメルロー、石灰の多い場所にカベルネ フランが植えられています。北向き斜面の粘土石灰質土壌なので、甘いワインは作れませんが、力強く綺麗な酸味のワインを造れる土壌です。平均樹齢:40年。栽培:出来るだけ機械などを使わず、人の手で出来る作業は手で行い、葡萄がストレスを感じない栽培方法。収穫:手で収穫し。畑で良い房だけを選び、その房の問題のある粒を取除く作業を行っています。醸造:新しい技術は使わず、土壌に合った醸造方法を毎年試行錯誤しながら作業しています。昔からワインを造っているシャトーは長年の経験と研究の結果、毎年美味しいワインを作る事が出来ていますが、私は2002年から始めたばかりなので、まだ土壌に合った醸造方法が見つけられていません。初ヴィンテージから毎年醸造方法を変えているので、毎年ワインのスタイルが変わっているのもその為です。熟成:全てフランス製の樽で熟成。年によっても変わりますが16か月から19か月間。2007年よりブルゴーニュ樽を使用。理想は力強く繊細なワインです。●樽熟成に関して以前は新樽率60%以上でしたが2007年から30%程に落としました。理由はこれ位の量が樽からのタンニンや香りが私のワインと合いもっと複雑な香りになっていると思います。2008年ヴィンテージ生産本数:クロ レオ 約1,300本 キュヴェ・キャホリン 約1,800本セパージュ比率:クロ・レオ、キュヴェ・キャホリンともにメルロー80% カベルネ フラン20%●ラベルデザインについてスペインのバルセロナに行った時に見つけたライオンの像が私のワインの印象と合ったのでラベルにしました。2008年の天候は2007年に似て春から初夏に掛け涼しい日が多かったのですが9月に入ってからの天候が良く又ブドウの衛生状態も良かったので、通常10月上旬に収穫を行いますが、この年は10月20日まで遅らす事が出来ました。結果ブドウは完熟しとてもフルーティーでボリュームがありフレッシュなワインが出来ました。Cuvee Carolineは2011年1月現在とてもフルーティーなので、直ぐに飲む事が出来ます。又数年後に飲む事も可能です。Clos Leoも今から飲む事が出来ますが、1年程寝かしてから飲むともっと複雑さが増すと思います。●日本の消費者向けのコメントクロ・レオの味は濃いので、お肉と一緒に飲むのがベストです。焼き肉やステーキと一緒に飲んで、ライオンになってください。また飲む3時間前程に一度味見をして、もしきついと感じられたらデキャンタに移し、問題が無ければ匂いの無い場所で保管して下さい。

販売店:ワインスクエアー・アズマヅル

¥7,200 送料別
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