サンペレ・ブラン [2006] (ラ・グランド・コリーヌ)

サンペレ・ブラン [2006] (ラ・グランド・コリーヌ) 北ローヌにおける2006年の天候は、6月から7月にかけては概ね気温が高く、30度を超える日もたびたびありましたが、8月に入ってからは一転して涼しい日々が続きました。 8月下旬になって再び気温が高くなりはじめ、9月上旬にはミストラルの影響で一気に糖度が上がりました。 この年は9月下旬にまとまった雨が降ったため、収穫が遅い場合は軽く仕上がる傾向にあるようです。 サンペレの収穫は降雨の前に行われ、腐敗果もなく健全な状態でした。 今秋から来春にかけてリリース予定の2005年産と比較して、酸は高めです。 2006年は今すぐお召し上がりいただいても、その圧倒的なボリューム感や果実味だけではなくミネラリティも感じられようにバランスがとれており、こちらは2005年よりも早めに飲み頃を迎えそうです。 ブドウ品種:マルサンヌ60%、ルーサンヌ40% 土壌構成:花崗岩 マルサンヌは多産系の品種で、味わいは大柄でふくよかになる傾向があります。しかし、花崗岩土壌で育ったこの品種は、ふくよかさを残しながら繊細さも併せ持ちます。また、ルーサンヌはマルサンヌとは対照的にシャープな味わいになるようです。 醸造:空気圧式プレス機で搾った果汁を、そのまま220Lと350Lの樽で受けて発酵。待ちに待ったワインが到着しました!日本人醸造家、若干29歳の大岡弘武さんが造ったワインです。彼は、97年からボルドー大学で醸造を学んでいました。正にグランヴァンのメッカでグランヴァンの醸造を身体で覚えてきたといっても過言ではないでしょう。その後、ギガル傘下のジャン・ルイ・グリッパで栽培責任者の重役を経験しました。そして彼が選んだのは、ティエリー・アルマンでのワイン造りでした。ティエリーさんは、ローヌ地方では知る人ぞ知る、ヴァン・ナチュール、自然派ワインの造り手です。ボルドーで学んだ人間が、このようなワインを造るようになったということに大きな意味を感じます。リスクを負ってでも、一生産者として、このようなワインを造りたい。正に現在のフランスワインの潮流を見ることができます。現地のトップ生産者の間でも一目置かれる存在の大岡さん。彼のワインは年間450ケースのみ。そのうちの200ケースが日本に輸入され、残りはフランス国内のビストロやワインバーで消費されることとなります。遠いフランスの地でがんばる日本人。一人でも多くの方にご紹介できたらと思います。ちなみにラベル右下の生産者名、ラ・グランド(大)・コリーヌ(岡)とは、彼の苗字そのものだったりして・・コルナスのティエリー・アルマンさんと大岡さん

販売店:Passion du Vin えぐち

¥4,050 送料別
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