【『ワインはその土地の血です。だからその土地に伝わる伝統葡萄でつくらねばならないのです』】タウラージ・ラディーチ リゼルヴァ 1998《赤》 タウラージD.O.C.G マストロベラルディーノ 

【『ワインはその土地の血です。だからその土地に伝わる伝統葡萄でつくらねばならないのです』】タウラージ・ラディーチ リゼルヴァ 1998《赤》 タウラージD.O.C.G マストロベラルディーノ  産地:イタリア(カンパーニャ州)生産者:マストロベラルディーノ品種:アリアニコ 100%■ 赤・フルボディ■ ブドウ品種 : アリアニコ100% ■ 年間生産量 : 10,000本■ 醗酵 : ステンレス・タンク 主醗酵後ステンレスタンクにてマロ・ラクティック醗酵■ 熟成 : オーク樽熟成 30ヶ月(225L,4700L、新樽比率50%) 瓶熟成 18か月以上 まだ力強さを見せる深紅の色合い。紅茶のニュアンスが漂い、チェリー、なめし革、トリュフのアロマ。柔らかな口当たりで野性味に溢れている。落ち着きがあり、旨みがしっかりしている。1878年創業。古い歴史を遡れば定かでないが、1700年代後半には自社瓶詰めをしていたワイナリー。 「昔はカンパーニャ州の大部分をマストロベラルディーノが所有していた」という程の由緒のある名門。 第二次世界大戦終了後、9代目当主アントニオ・マストロベラルディーノ氏の尽力により、カンパーニャの地品種を使用した、テロワールを表現したワイン造りを行う。 大戦の前後、世界中の消費者の嗜好がCS、メルローなどの国際品種傾向にあり、カンパーニャ中の生産者もグレコやアリアニコを次々と国際品種へ植え替えていった。 戦争が終わった後、カンパーニャ特産のブドウ品種は激減しており、特にグレコなどはカンパーニャ全体での収穫量が僅か40kgのブドウという、絶滅寸前という状況になっていた。アントニオ氏はカンパーニャのワイン造りの歴史、またマストロベラルディーノの伝統を敬い、その素晴らしさを復興させるため、またカンパーニャのテロワールを確立するために、自ら足を運び、ブドウ生産者を1軒1軒周ってブドウ樹を残しておくように説得を続けた。 アントニオ氏の努力のおかげで、徐々にブドウ樹は増え、遂にはワインを瓶詰めできるまでになった。 そしてカンパーニャにけるグレコ・ディ・トゥーフォ、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ、タウラージなどというカンパーニャ特産のブドウを使ったワインがD.O.C.G.にまで認識されるようになったのは、まさにアントニオ氏の努力の賜物であり、氏の活躍がなければ、今頃カンパーニャワインの歴史が変わっていたことはいうまでもない。 現在は10代目当主ピエロ・マストロベラルディーノ氏がその志を引継ぎ、これまで築き上げてきた伝統と品格に勝るとも劣らぬワインを世に送り出している。

販売店:葡萄畑 ココス

¥4,536 送料別
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