シャンボール・ミュジニィ[2004] ロベール・アルノー

シャンボール・ミュジニィ[2004] ロベール・アルノー ■Chambolle Musigny / Robert Arnoux (赤) 750ml ドメーヌ・ロベール・アルヌーの名を高め、率いてきた当主ロベールは1995年亡くなった。その10年ほど前から娘婿として運営に携わってきたパスカル・ラショーが、現在のドメーヌで腕を振るう。亡くなるまでの間、名手といわれたロベールのエッセンスを受け継ぎ、加えてパスカル自身は、テロワールが十全に表現され滑らかでバランスのとれたタイプを目指す、ということからロベールの時代に較べ、より洗練されたワインを生むようになった。現在、ブルゴーニュ地方で多く栽培されているピノ・ノワール種のクローンは戦後生み出されたものが多いが、その際元となった株はピノ・ドロワ。安定した収量が見込め、病害虫にも耐性がある等、栽培のしやすさから選ばれた。このピノ・ドロワとは別にピノ・ノワール種の原型に近くより伝統的なピノ・ファンという、収量も少なく栽培も難しい株もあったが、今日では非常に少なくなってしまっている。ドメーヌではこのピノ・ファンが植わる区画を所有、そして樹齢は60〜100年に達する超ヴィエーユ・ヴィーニュとなっている。それらはロマネ・サン=ヴィヴァン、ヴォーヌ=ロマネ・レ・シュショ、ニュイ=サン=ジョルジュ・レ・ポワゼ、それにACブルゴーニュだが、ドメーヌの大きな宝となっている。なかでもヴォーヌ=ロマネ・レ・シュショは、上に述べたようにピノ・ファンという株とその樹齢に加え、ロマネ・サン=ヴィヴァンとグラン・エシェゾーの間という好立地も手伝ってグラン・クリュ並みの仕上がりを見せ、通常、価格もエシェゾー、クロ・ド・ヴージョと同じでリリースされている。周知のように2002年ヴィンテージはブルゴーニュではたいへんな成功を収めたが、この年ドメーヌでは、アルコール発酵はシャプタリザシヨン無しで、例年は3週間前後のマセラシオンの期間を18日間で、という具合で仕上げている。またパスカルはこの年初めて、ネゴシアン・ラベルでワインをリリースした。基本的にはドメーヌが所有していないアペラシオンで、リシュブール、シャンベルタン、クロ・サン・ドニ等々のグラン・クリュが中心だが、どれも数百本単位のごく少量しかない。加えて、以前からつくりたかったアペラシオンのひとつであるシャンボル=ミュジニーにも数年前、区画を所有。パスカルが率いるようになってからのドメーヌ・ロベール・アルヌー、今、最も波に乗っている目が離せないドメーヌである。Chambolle-Musigny コート・ドニュイで、最も女性的と形容されるワインを産する村です。香りの繊細さ、酸味の与える味わいのやさしさに加えて、ミュジニーといういかにも女性に好まれそうな名前の響きなどもこの村の魅力のひとつです。

販売店:WINEYA.COM

¥7,780 送料別
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