シャンボール・ミュジニー・ラ・コンブ・ドルヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ  [2004] アンリ・ペロ・ミノ

シャンボール・ミュジニー・ラ・コンブ・ドルヴォー・ヴィエイユ・ヴィーニュ  [2004] アンリ・ペロ・ミノ ■Chambolle Musigny 1er La Combe d'Orveau V.V. / Henri PerrotMinot (赤) 750ml あまり耳目を集めることのなかったドメーヌは、1990年、20代前半のクリストフが父アンリの元で働き始め、それを受け継いで以降10年に満たない期間で、両デュガら現在ブルゴーニュで最も勢いのあるつくり手の仲間入りを果たした。また1999年にはヴォーヌ・ロマネのドメーヌ、ペルナン・ロサン所有の区画も取得、それまでポートフォリオになかったヴォーヌ=ロマネとニュイ=サン=ジョルジュのアペラシオンも加わった。ペルナン・ロサンの地所の引き継ぎにより大きくなったドメーヌは、それに加えぶどうの買い入れ――2003年ヴィンテージでは新たにシャンベルタン=クロ=ド=ベーズも手掛けた――なども精力的におこない、クオリティの高い銘柄中心に発表している。そのためラベル表示も一様ではなく、現在、基本的に父から継承した地所のワインはドメーヌ・アンリ・ペロ=ミノで、またクリストフ自身が新たに取得した区画、およびぶどうを買い入れてつくるキュヴェはクリストフ・ペロ=ミノ――こちらはドメーヌ表示とドメーヌ表示なしの2種がある――の名義でリリースしている。当然ぶどうは低収量で収穫されるが、芽掻き、ヴァンダンジュ・ヴェールトに加え徹底したトリを付す。アンリ・ジャイエを信奉するクリストフはつくりにも細心の注意を払って臨む。低温でのマセラシオンを長くとり、色素、構成要素の抽出を十分に図るが、発酵中のピジャージュはしない。カーヴ内での果汁、ワインの移動はポンプは用いずグラヴィティ・フローにより負荷をかけずにおこなう。新樽の割合はプルミエ・クリュとグラン・クリュで3分の2。そして清澄もフィルターもなしで瓶詰め。また、そのテロワール重視の姿勢は、シャルムとマゾイエールの区画を所有するも、アサンブラージュすることなく――クリストフのみならず、この双方のテロワールは顕著な異なりを示しているというのが識者の共通認識――、別々に瓶詰めすることにも表れている。生み出されるのは、平均的なヴィンテージでも色濃く、その濃さにバランスする各要素の強さを感じさせる緊密な構成のワインで、傑出した年――例えば2002年――ではそれに豊かさと厚みが加わり、非常な大物ワインに仕上がる。そして年を経る毎に、深みだけではないメリハリのきいたワインに変化するポテンシャルの高さを秘めている。クリストフが生み出す、テロワールをしっかり体現し、濃厚ななかにも滑らかさとフィネスを感じさせるワインは今や最も注目を集めるものだが、これからのブルゴーニュの指標となる1本であることは間違いない。Chambolle-Musigny コート・ドニュイで、最も女性的と形容されるワインを産する村です。香りの繊細さ、酸味の与える味わいのやさしさに加えて、ミュジニーといういかにも女性に好まれそうな名前の響きなどもこの村の魅力のひとつです。

販売店:WINEYA.COM

¥14,000 送料込
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