ルイ・シュニュ ブルゴーニュ・ルージュ[2007]

ルイ・シュニュ ブルゴーニュ・ルージュ[2007] ルイ・シュニュ待望のブルゴーニュ・ルージュです!サヴィニー村、アロッス・コルトン村、ショレー・レ・ボーヌ村に囲まれたACブルゴーニュの区画0.25ha(平均樹齢60年のVV)、サヴィニー村内AOCオート・コート・ド・ボーヌ区画のレ・シュヴリエール0.43ha(平均樹齢35年)、レ・ペリエール0.5ha(平均樹齢35年)の格落ちもののブレンド。要するに、約20%がACブルゴーニュで、約80%がAOCオート・コート・ド・ボーヌの格落ちもののブレンドです。生産量が少なく、2005年ヴィンテージまでは昔から取引のあるパリのレストランに独占販売していましたが、2006年ヴィンテージから日本にも出荷可能となりました。 ビン詰め済み。ビン詰め後のショックからまだ立ち直っていないようで、見事に閉じており硬い。香りはウンともスンとも言わない。味もキュッと閉じこもっており、判断が難しい段階。しかし、この液体の持つ柔らかさ、優しさはそれなりに伝わってくる。ACブルとして過不足の ないものであることは確か。 86〜87 リアルワインガイド25号1917年、サヴィニー・レ・ボーヌに創業。以来ワインのほとんどはネゴシアンに販売していましたが、2000年に妹のキャロリーヌ・シュニュ(写真)がドメーヌを継承してから、本格的に自社ビン詰めを開始しました。 キャロリーヌは2人の小さい娘さんの育児とワイン造りを見事に両立させながら、多くの時間を畑で過ごしています。「私達は小さなドメーヌなので、畑で働く時間がたっぷりとれます」。「娘を心から愛していますが、同様の愛情をぶどうにも感じています。栽培もワイン造りも、本当に楽しい」という彼女は、広報・販売を担当する姉のジュリエットと力を合わせて、ドメーヌの運営にあたっています。「私達が飲んで素直に美味しいと思うワインを造りたい」という彼女達が飲みたいワインとは、「ピュアでナチュラルな味わいのワイン」です。お父さんから受け継いだ古樹畑を大切にし、真剣なリュット・レゾネ栽培による心を込めた畑仕事をする一方で、醸造はできるだけ手をかけず、「美味しいぶどうが自然に美味しいワインになってくれるのを手助けします」。 モダンなラベルのデザインは、リヨンの若手グラフィック・デザイナーが、彼女達の伝えたイメージをもとにデザインしたものです。栽培リュット・レゾネ。ピノノワールはすべて樹齢35〜80年のヴィエイユ・ヴィーニュ 醸造除梗100%。赤はノンフィルター。新樽は最大でも20%まで <輸入元資料より> 06年もルイ・シュニュ節は全開だ。相変わらず癒されまくる味わいは、優しくてキュートで繊細。 それでいてピシっと一本の芯もあるものだ。そして品質は樽試飲時より明らかに良くなっている。 21号でつけたビン詰め済みの確定点や、ビン詰め前の暫定点を超えたワインがいくつもある。 優秀な05年にほとんど並ぽうかという品質だ。加えてうれしいことは、このご時勢にも係わらず 価格が少し下がったことだ。蔵出し価格は05年から上げずに据え置きのままだから 、為替レートの要因もあるだろうがインポ一夕ーの英断がもたらしたものだ。 現在この06年はACブルなど一部のワインが市場に出回っているが、ワインショップの話を聞くと 05年のようには売れていないらしい。なんともったいない。こんなお手頃価格のひたすら良いワインを。 まだルイ・シュニュ未体験の皆さん、だまされたと思って飲んでみてください。 サヴイニー・VVのところにも書いたけど、迫力とか大きさとか力ではない美学があるのです。 リアルワインガイド23号 ルイ・シュニュの優しい癒し系ワインにハマっている人が近年増えているようだ。 というか優良なワインショップのスタッフがここのワインに魅せられ販売に力を注いだ結果、 愛好家間に広まったような気がする。本誌も少しでもそのお手伝いを出来たかもしれない。 ということで、この魅力あるワインをひとりでも多くの人に経験してほしくシッカリ紹介したい。 実は試飲に訪れる蔚はちょっと不安があった。弱いヴィンテージの07年が繊細なルイ・シュ ニュのワインを平板なものにしていないだろうかと。しかしそれはあっさりと杞憂に終わった。 ワインはいつものルイ・シュニュ節全開のじっくりと味がついた優しいもの。 そして弱いどころか、良い意味で全休的にワインが強くなっている。 ともあれどんなヴィンテージであってもこのスタイルほ不動のものだ。 なお収量はグンと落ちたが価格は据え置き。 リアルワインガイド25号

販売店:ワインマルシェまるやま

¥2,436 送料別
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