【アニェス・パケ】オート・コート・ド・ボーヌ [2007] ルージュ

【アニェス・パケ】オート・コート・ド・ボーヌ [2007] ルージュ 愛らしい赤果実とミネラルからの燻香のまぁ良い香り。液体はとことん優しく、キュートとほっこりさを併せ持ったもの。しみじみとした味付きで自己主張の強くない香り同様キュートでほっこりしたパケらしい味わい。今飲んで87RWG25号より(2006年のコメントとなります)香りは樽由来のほんのりとしたバタートースト。そしてストロベリー。黒胡椒、鉄っぽいタンニン。ミント。フローラルな軽やかな香りがあります。一口飲んで感じるのはそのバランス感覚の良さ。往々にしてこのエリアのワインは、酸に果実味が負けてしまいバランスを欠く事が多いのですが、リリース直後でありながら酸の出方が低音から伸びる広がり具合で、柔らかな果実味を乗せて運ぶ波のようです。味わいも透明感があり、シャボン玉を連想させる儚さを含んだバランス。堀晶代さんが、このワインに「アンリ・ジャイエを感じた」と表現していますが、それも納得できる素晴らしいバランス感覚です。グラスを重ねるウチに、ミネラルと乳酸系の旨みを感じるようになり、全く飽きることがありません。アフターにやや粉っぽいタンニンが残りますが、それもおそらく2.3年のウチに甘味に昇華していくのではないでしょうか。オート・コートのワインほど、生産者のワインに対する姿勢が如実に表れるAOCも無いと思っていましたが、パケのオート・コートは、彼女のワインに対する愛情を素直にに感じることの出来る素晴らしいワインです。誰が飲んでも美味しいと言って貰える普遍性を彼女のワインは持っています。これは追加発注しておこう♪シュニュ姉妹にも負けないショートカットの健康美人アニェス・パケ。しかしブルゴーニュの女性新世代は、揃いも揃ってなぜこうもすごいのか。男性醸造家のみなさん、よほどじゃない限り彼女たちにはマジで勝てんぞ・・・。急斜面をものともせず、ふかふかの土壌で土まみれになって畑仕事に汗を流す彼女のオークセイは、とめどなく押し寄せるミネラルの洪水。美しい酸。2001年がファーストヴィンテージで、しかもオークセイというマイナーAOCなのに、コート・ドール、ランズブール、ボキューズなどのソムリエはとっくにオンリスト。3つ星レストランのワインリストはほとんどが超有名ドメーヌのオンパレードなのに・・・。彼女自身も「ガストロノミーに愛されるワインを造る」というポリシーを持っており、料飲店様にこそぜひお勧めしたい、ピュアでミネラルたっぷりのオークセイです。<輸入元資料より>

販売店:優心美酒SHIMURA

¥3,150 送料別
???
このジャンルのトップへ戻る