ギィ・アミヨ ブルゴーニュ・アリゴテ[2008]

ギィ・アミヨ ブルゴーニュ・アリゴテ[2008] 樹齢75年を超える超V.V! 07年の白を試飲していて最も辛かったのは正直に言う とここギイ・アミヨだ。品質の低さは他の生産者と同レ ベルだったが、なにせここはキュヴエ数が多い。下位の キュヴエから試飲を始め、どんどんト位へと進んでい くのだけど、1erの何を飲もうが一向に「おっ、こりゃい い」というワインが出てこずに、ずっとACブルを試飲し 続けているようだった、これは本当に率い。さて、その 08年・はどうか。果たしてこれが良いのである。高めの 酸はあるが、キチンとワインに肉があるので全く問題な い。偉大な品質とまでは言えないが、十二分な品質レ ベルにある。ティエリー・アミヨは本当に正直に07年の 出来が良くなかったことを認め、07年はレモンやライム のような突出した酸っぱさがあり、ワイン単体で飲むよ りも酸の効いた料理と合わせて欲しいど言っていた。 07年の白がいいってどこの誰が占ってんだ?日本人よ り遥かに酸っぱい飲食物に慣れているフランス人です らこう告白しているのに。  リアルワインガイド30号 香り自体は弱いが品のいい柑橘香が漂う。 そしてこのクラスにしてアミヨならではの美しさがある。 口に含むと意外にもそう酸が立つてこず、 バランスの良い味わいだ。 可愛らしい酒質だが、キチンと素直に 美味しく楽しめる。 今飲んで86 ポテンシャル86 飲みごろ予想  今〜2018 リアルワインガイド30号熟成によって花開く、構成のしっかりしたワインたち50代後半の温厚で人当たりのよいギィと息子のティエリィがドメーヌを運営。現在、8ヘクタールとほどよい規模の広さの耕作は主にティエリィがおこなっていてドメーヌ全般の仕事も徐々にギィから移りつつある。アミヨを代表する銘柄といえば当然モンラッシェとなるが、区画はシャサーニュ側の最上部、たった0.1ヘクタールから生まれる。樹齢80年に達する超ヴィエーユ・ヴィーニュのぶどうは100パーセントの新樽で熟成され、通常2樽——2003年は1樽分だけだった——、600本ほどの生産量しかない。リリース直後はカタく、最低でも10年ほどの熟成を必要とするしっかりとした構成のグラン・クリュだが、ひとたび花開くと、たいへん華やかな香りと深みを湛え、まさにあるべきモンラッシェの姿を堪能できる。 このモンラッシェに限らず、アミヨの白は総じてカタい。酸だけが突出しているようなカタさではなく、高いアルコール度数、豊かなボディという、それぞれの構成がしっかりしているためで、それらのバランスがとれるのに時間を要するのである。そのためリリースしてすぐに愉しむこともできはするが、数年間の熟成により、当初は感じられなかったエレガントさや複雑さが十分に備わるものとなる。 上記のモンラッシェに肉薄する風味、味わいのピュリニーが、プルミエ・クリュであるレ・ドモワゼルで、アミヨの二大フラッグシップ・ワインだが、双方ともに入手は困難を極める。これらの少量ワイン——ドモワゼルでも0.3ヘクタールほどしかない——以外でも、本拠を置くシャサーニュ=モンラッシェのカイユレ——樹齢は70年以上を数える——を始めとする一連の素晴らしいプルミエ・クリュでアミヨの実力は十二分に味わえる。ワインはテロワール毎の異なりもよく備わり、シャサーニュというアペラシオンの底力といったものが感じ取れる。またシャサーニュに勝るとも劣らぬ出来の、サントーバンのアン・ルミリーのミネラル感に富んだ魅力も大きい。 他のシャサーニュ在のドメーヌに違わず、アミヨでも生産量は白、赤、ほぼ半々となっているが、その赤も白に勝るとも劣らぬ優れもので、豊かな果実味にバランスする滑らかな味わいは各アペラシオンをよく表現している。白はその人気ゆえ価格もそれなりだが、赤は白に較べると割安感のあるカリテ・プリなものとなっている。 なお、ドメーヌではラベルにアミヨ・ギィと記しているが、これは日本などと同じく、名前を姓名の順で記しているためで、ブルゴーニュの他のつくり手でもちらほら見受けられる。

販売店:ワインマルシェまるやま

¥1,774 送料別
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