アニェス・セバスチャン・パケオークセイ・デュレス 白[2007]

アニェス・セバスチャン・パケオークセイ・デュレス 白[2007] 2.8ha。平均樹齢65年のVV。畑はサン・トーバン側にあり、石灰質に富む土壌。新樽率15%で10ヶ月間の熟成。  1週間前にビン詰め済み。トーンの高い柑橘香が クリッと香る。そして当然ミネラリー。味はややサクッとしており、やはり05、06年のような膨らみはない。しかし透明感にあふれ、みずみ ずしくてとことんピュア。 素直に美味しいワイン。 今飲んで87+ ポテンシャル88 飲み頃予想 今〜2019 リアルワインガイド25号2001年に創業したアニェス・パケは、今日のブルゴーニュ新世代を象徴するような存在です。 創業当初からの実質ビオロジーのリュット・レゾネ栽培や、毎年1本1本ぶどう樹を観察して優れた樹の選抜と育成を行う「マス・セレクション」への取り組みといった地道な努力を続けながら、急斜面をものともせずに土まみれになって畑で汗を流しています。 「美味しい料理を引き立て、ガストロノミーに愛されるワインを造りたい」と願う彼女は自身のワインでそれを証明し、オークセイ・デュレスというややマイナーなアペラシオンにも関わらず、その品質に感動した「ピエール・ガニェール」、「ラルページュ」、「コート・ドール」、「ランズブール」といったミシュラン3つ星レストランのソムリエ達もこぞってオンリストしはじめました。 彼女のワインは、透き通るようにピュアで清らかな口当たりながら、大地の滋養の結晶たる深いうまみに満ち溢れています。(それにしても昨今のブルゴーニュの女性醸造家達の造るワインは、頭ひとつ抜きんでているように思えます)。 「畑で自然と接するのが何より楽しい」という彼女は、休日も大自然の中をジョギングするなど、ライフスタイルそのものが自然志向です。栽培  厳格なリュット・レゾネ。化学肥料、除草剤、殺虫剤等は一切使用しない。マス・セレクションへの取り組み 醸造 2回選果。天然酵母のみを使用。除梗80〜100%。白は樽で一次発酵 前回訪問した際はオークセイ・デュレスの赤・自など既にビン詰め済みのものを試飲しているが、 新しいキュヴェとなるムルソーやオークセイ自のスペシャル版(正式名称はパティアンス・ニュメロ・アンに決定)はまだ樽試飲だったので再び訪問。前回ビン詰め済みだったワインもその後ビン内ですくすくと育ち、しっかり肉付きを増してクオリティが一段と上がっていた。 また、先の新キュヴェ2アイテムは素晴らしい仕上がりで、07年からラインアップに加わるボマールヘの 期待はすこぶる高まる。このように現在のパケは「新ブルゴーニュ」の中でもユドロ・バイエや オリヴイエ・ジュアンなどと並び、頭ひとつ突き抜けている。そして進化の真っ最中だ。 その加速度も早い。より自然な栽培、醸造へのあくなき追求は続き、アッサンブラージュ後に 再度樽熟を行うなど様々な可能性を探るための試みが続く。 そしてこの高品質ぶりでこの価格だ。買わない手はない。 リアルワインガイド22号 やはりパケは素晴らしい。 詳しくは各レヴューを参照してほしいが、コート・ド・ボーヌの優良な白ワイン生産者が この07年にことごとく困難を強いられて苦戦しているなか、とても良好な白ワインを造り上げている。 オークセイのスペシャルキュヴェも、06年が初ヴィンテージのムルソーも、そして07年が 初となるシャサーニュ・モンラッシュも、どれも07年の自とはとても思えない見事な仕上がりだ。 パケは07年白ワインの数少ない勝ち組である。加えて赤も十分な仕上がりで、 彼女は正に進化のど真ん中だ。また、進化には絶え間ない努力と偉勲が必要だが、 彼女のあくなき探求心はとどまるところを知らない。以前からビオロジーで栽培していたが、 近くのディディエ・モンショヴェから教えを乞い、自然派への遣をどんどん突き進んでいる。 次回の訪問が楽しみで仕方ない。価格は据え置きとのこと。 リアルワインガイド25号

販売店:ワインマルシェまるやま

¥4,053 送料別
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