晴れた空にくじら 2/大西科学【RCPmara1207】 【マラソン201207_趣味】GA文庫 お−03−06

晴れた空にくじら 2/大西科学【RCPmara1207】 【マラソン201207_趣味】GA文庫 お−03−06 著者大西科学(著)出版社ソフトバンククリエイティブ発行年月2009年01月ISBN9784797352696ページ数293P内容紹介「雪平、撃っていい?」「ああ、うん」海抜高度一七四〇メートル。雪平たちを乗せた浮船“峰越”は、日本海上空に浮かんでいた。奉天を飛びだし、命からがら祖国へと帰り着いた“峰越”とその乗組員たちは、いまや何の因果か日本鯨軍の防空隊に組み入れられ、約千メートルの距離を隔てて、ロシアの巡鯨と対峙しているのだ。「て」自分に短く号令をかけて引き金を引くクニ。長く煙の尾を引いて、敵鯨に飛んでいく鳥雷。それは、彼らにとっていまいち現実感の薄かった戦争が、本当の意味で始まった瞬間だった。戦火に燃える空で、ちっぽけな浮船は生き延びることができるのか。

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