ヴィニェティ ザブ イル パッソ[2010]「ルカ・マノーニ」誌で高評価を獲ている実力派!!VIGNETI ZABU IL PASSO

ヴィニェティ ザブ イル パッソ[2010]「ルカ・マノーニ」誌で高評価を獲ている実力派!!VIGNETI ZABU IL PASSO ヴィニェティ ザブ イル パッソ [2010] VIGNETI ZABU IL PASSO 産地 イタリア/シチリア 容量 750ml 色 赤/ミディアムボディ 品種 ネーロ・ターヴォラ70%, ネレッロ カップーチョ20%, メルロー10% このワイン、ちょっと変わったシチリアワインなんです。まず一つ目が、軽い「干し葡萄」状態の葡萄を含んでいること。良く知られている製法としてパッシートという「陰干し葡萄」を使う手法がありますが、このイル・パッソの場合、20%使われているネレッロ・カップーチョを葡萄から10センチで枝を切って10日間程畑でぶら下げて置き、シチリアの太陽と北アフリカからの風によって30%程重さが減るまで乾燥させています。そして二つ目が「リパッソ」の要領で、発酵を2回していること。「リパッソ」とは主に、ヴェネト州を代表する赤ワイン「ヴァルポリチェッラ」をよりアルコールの高い「ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ」にするための手法で、「元に戻す」という意味があります。これには先ず、一つ目の手法に出てきたパッシートを用いて、「ヴァルポリチェッラ・アマローネ」を造ります。発酵を終えたアマローネの圧搾した果皮の上にワインを注ぎ、再度発酵させる製法がリパッソです。乾燥させたネレッロ・カップーチョを、ネーロ・ダーヴォラとメルロが醗酵したタンクに入れて、このリパッソのように再度醗酵させます。樽に移し、6ヶ月間ゆっくりとマロラクティック発酵と熟成を行ないます。出荷前に3ヶ月間ボトルで寝かせます。製法的にはものすごく変わっているわけでもないのですが、これをシチリアのような元々力のある赤を造れる土地でやってみたところに面白さがあるんです。5年前にワイン造りを始めたばかりのまだ経験の浅い生産者ながら、他のワインも飲みましたがどれも良くて、ワイン造りのセンスが備わっていたんだろうなと感じさせてくれます。「パッソ」は「歩み」という意味で、ラベルに足跡が描かれています。リパッソを意識した名前で、「ネーロ・ダーヴォラのワインはどこにでもあるので、違いを出したくて造ったワイン」だそうです。濃い紫色で、ベリーフルーツのとても濃い果実香とバニラのような甘い魅惑的な香り。それに熟成年数の長いとろりとした高級バルサミコを思わせるような感じもあります。甘いだけではなく、その後は丸みのあるやわらかなタンニンや、低い酸、黒糖を思わせるような独特のフレーヴァーがなめらかにゆったりと広がっていきます。バランスがよく保たれていて、本当に不思議な感じがするワインです。VIGNETI ZABUヴィニェティ ザブ ザブのオーナーであるアデュア ヴィッラは南アメリカで生まれました。1980年にイタリアへ移り、ワインの販売に携わっていました。そのころから、いつかは自分のワイナリーを持つ事を夢見ていたのです。 そして、6年前に畑を購入し、畑の手入れを始めたのです。彼は、ファルネーゼの醸造責任者であるフィリッポ バッカラーロと10年来の友人だったので、自分の畑を見せました。するとバッカラーロは、その可能性を秘めた畑に惹かれ、ザブの醸造も手がけることになりました。畑を購入してから3年間は畑の手入れに専念し、4年目に初めてワインを造りました。 現在、自社畑は30haです。地元の農協とも協力しており、スタンダードライン(I-488,487,535)は農協からの葡萄も用います。エノロゴ兼アグロノミストはフィリッポと醸造学校で同期だったヴィート ジョヴィンコが常勤しています。また、フィリッポも州に一度は飛行機で見に来ます。農協の加盟者の畑を選び,徹底した技術指導を行い、品質は厳密にコントロールします。また、さらに葡萄を買う際には、バッカラーロが品質を認めた葡萄しか買い取りません。 スタンダードライン以外は全て自社畑の葡萄です。畑には化学肥料は使いません。収穫時に選別を行い、収穫量は40hl/haに抑えます。シチーリアは気温が高いので、収穫は気温の低い時に行います。特に白ワインは重要で、夜中の3時から朝8時の間に摘み取ります。 ワイン造りを始めて間もないザブですが、「ルカ マローニ」ですでに高い評価を獲得しています。

販売店:ただワインが好きなだけ

¥1,643 送料別
???
このジャンルのトップへ戻る