【アリシアン by ゲアリー・ファレル】 シャルドネ "ロシアン・リヴァー・セレクション" [2009]● [歴代ロキオリ・シャルドネの上位を占めるゲアリー・ファレルの醸造]

【アリシアン by ゲアリー・ファレル】 シャルドネ "ロシアン・リヴァー・セレクション" [2009]● [歴代ロキオリ・シャルドネの上位を占めるゲアリー・ファレルの醸造] ≪唯一無二の本家本元から一層と貴重な白≫伝説の手腕が復刻させる往時のシャルドネ【Alysian】 Chardonnay "Russian River Selection" Russian River Valley [2009]≪1≫ ブレンド版ピノ・ノワール 【ロシアン・リヴァー・セレクション】 >>≪2≫ シングル・ブロック(単一区画)によるピノ 【ロキオリ・リヴァーブロック】 >>● 【上記に続くアリシアン第3弾】 注目すべき一本です。ワインスペクテイター誌上で未だ打ち破られぬ歴代ロキオリ・シャルドネの上位を占めるは、御大、ゲアリー・ファレル氏の醸造。伝説のシャルドネにもリバイバル版が登場です。 2012年6月19日現在、「1990年台初頭のロキオリ シャルドネ」は、楽天市場内にさえも在庫は見つかりません。仮に販売があったとしても、相当のプレミア付加を余儀なくされ、恐らく2万円は下らぬはずです。「1990年台初頭のロキオリ シャルドネ」とは、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのワインが、ワールドクラスとしての認知を広めた頃のものであり、その先導役を担った当の一つでもあります。往時に最も近い内容が、アリシアンのシャルドネであり、伝説の手腕を垣間見る事の出来る一本です。こちらもやはり、発見はそうそう容易くありません。 ▼ ゲアリー・ファレルが復刻させる往時のシャルドネ上に掲げる画像は、ワインスペクテイター誌におけるロキオリ シャルドネの上位五傑であり、全ては、醸造家としてゲアリー・ファレル氏により手掛けられたものです。仮に同じ果実であっても、醸造家の流儀が異なれば味わいにも違いが表れますが、往時のロキオリ・シャルドネに最も近いワインが、アリシアンのシャルドネであり、商標として稼動を続ける「ゲアリー・ファレル・レーベル」とは全く異なる内容です。商標としての「ゲアリー・ファレル」は、2004年を境に英国資本のアライド・ドメック社へと売却。その年を最後として、ゲアリー・ファレル氏は自らが現場で直に携わる醸造責任者としての地位から身を引きます。その後もワイン造りのコンサルタント担当として新たな親会社との間に契約を残しますが、翌年、アライドよりフォーチューン・ブランド社を介し、世界最大の酒類資本、コンステレーション・ブランズ傘下となります。ところが、そのコンステも再び売却… 新たな買収先は、異業種であるP&Gの退職者が立ち上げた新興企業でした。(その後も紆余曲折が続いています。) “ゲアリー・ファレル”のネームバリューは、それ程までの魅力に映ったのでしょう。この頃より、不協和音と共に独立の噂が伝わってきました。ところが、“ゲアリー・ファレル”の商標は、転々とする親会社に帰属する為、契約上、氏は自らの名を冠するレーベルの使用が許されません。2006年、氏は、遂に“自らの名”に決別の時を迎えますが、2007年に満を持してワイン造りを再開させます。▼ ロキオリ時代に出来なかったこと。一口に“ロキオリ・ヴィンヤード”とは言いますが、彼等の畑は二つに大別されます。一つは、ロキオリ一家が所有する作付け区画。一方は、土地の所有権は持たぬものの、長期耕作契約を交わして栽培作業に携わり、「エステイトワイン」としてのリリースを可能とする区画。(詳しくはロキオリのコーナーにて≫) ロキオリの全ては栽培家元詰め(エステイト)であり、それはつまり、他の畑とのブレンドが叶わぬ事を意味します。元祖有名単一畑であるロキオリですが、2000年以降のロシアン・リリヴァー・ヴァレーには、卓越したヴィンヤードマネージメントを経る畑が多く現れており、それは、オーベール、デュモル、コスタ・ブラウン、シャスールといった造り手の台頭にも象徴されます。ロキオリ時代には不可能であった複数の畑によるブレンドキュヴェについて、ゲアリー・ファレル氏は次のように述べます。 「昨今におけるブレンドキュヴェとは、“失われた芸術”となってしまった。世界的に活躍する醸造家の大半は、ブレンドこそが完璧に近づける手法である事を知っている。消費者からは、シングルヴィンヤードが最も素晴らしいと信じられているようだが、この事は、私のワインを含めて真実であるとは言えない。アリシアンの“ロシアン・リヴァー・セレクション”とは、全く異なる個性を持つ三つのシングルヴィンヤードワインがブレンドされたものである。それは、決して“単一畑の残りもの”という考えより造られたものではなく、単一畑では得られぬクローンの多様性に、土地がもたらす味わいの複雑感が導かれており、ブレンドロットを厳選すれば、むしろ魅力的なバランスが増す。例えば、クローン#76から成るフラッドゲート・ヴィンヤード(39%)と、クローン#95のクレスタ・リッジ(34%)は、途方もなく生き生きした酸と爽やかな柑橘系の果実の性格に気品が備わり、また、クローン#4のウエストサイド・ヴィンヤード(27%)の果実は、蜂蜜、桃、アプリコットの深く豊かな味わいが広がる。それら個々の優れた要素を考えブレンドを施せば、しばしば、高価なシングル・ヴィンヤード・ワインよりも質に優れる場合がある。」 穏やかな価格でありながらも、素晴らしい仕上がりを見せる理想的なブレンドキュヴェであり、ゲアリー・ファレル氏の述べる通りです。メロンやラフランス、杏といった甘みを魅力とするフルーツ由来の香りに、爽やかな酸味を魅力とするライムの香りが交わります。巧みな樽の使い方と、過激さに頼らぬ酒肉のお陰で、口の中では緻密な構造と凝縮した果実味を感じさせ、旨みの核とミネラル感も伴うなど、高級ファインシャルドネの方向性に沿う一本です。  ■ アリシアン (Alysian)“ピノの聖地”、ロシアン・リヴァー・ヴァレー(R.R.V.)隆盛の礎を築いた最大功労者の一人、ゲアリー・ファレル。レーベルとしての“ゲアリー・ファレル”(こちら≫)を販売した折、「2004ヴィンテージをもってして、氏により手掛けられる作品は最後」と述べました。ゲアリー・ファレル氏の新規プロジェクトが遂に始動。名は“アリシアン”。新規レーベルの下で再び氏自身がピノ造りに着手されました。数々の名作を生み出した御大の魂がここに蘇ります。ロキオリやデイヴィス・バイナム(Davis Bynum)、更には自身のブランドにおけるサクセスストーリー。ゲアリー・ファレル氏の功績は、RRVワインの隆盛期にも重なります。このエリアで生まれるブルゴーニュ系品種のポテンシャルを、世間に広く知らしめた立志伝中の人物として、ウィリアムズ・セリエムの創業二名と共に挙げられる、押しも押されもせぬ第一人者。そのゲアリー・ファレル氏がアリシアンを興すべき呼び掛けのもと、有力人物が賛同者として加わります。彼の名はビル・アンブレヒト氏(Bill Hambrecht)。既にロシアンリヴァーヴァレーを始めとしたソノマ郡内にワイン造りのベースとなる畑と醸造設備を有しており、自身のレーベルであるBelvedere)では、ワインスペクテイター誌にWS95点を刻む人物です。“ゲアリー・ファレル”に数々の名声をもたらした主たる要因は、人の英知と共に備わる産地の優位性。アラスカからの寒流がもたらす冷風と夜間の霧の恩恵を強く受けるRRV地区の葡萄は、春の終わりから夏の成育期にかけての冷却効果により、自然な酸をしっかり保ちながら、ゆっくりと均一的に成熟が進みます。凝縮した風味、素晴らしい口当たりとバランス、そしてエレガンス。目指すスタイルの為にゲアリーは質の高い果実を手に入れ、緻密な醸造技術の駆使により、最高級のワインが提供出来ると確信します。 果粒を損傷させぬよう、全ての収穫は手摘み。フレンチオーク×100%による100%樽発酵。9ヶ月間の樽熟成においては、100%フレンチオーク(新樽比率35%)。他大勢の廉価版にあるブレンド版とは一線を隠す造りです。年産は6本入りで300ケース、通常の12本換算で150ケースに留まります。● ワインスペクテイター冊子版におけるソノマ産ピノのヴィンテージチャートはWS99点を記録しております。(参照≫) それに従い、バランスに長けるシャルドネも多く生まれた2009年。尚一層と手にしておきたい御大の一本です。品種構成:シャルドネ Chardonnay 産地:カリフォルニア州>ソノマ郡>ロシアンリヴァー・ヴァレーA.V.A. California>Sonoma>Russian River Valley タイプ:[白] コクのある辛口 Dry 内容量:750ml Alc.14.2%

販売店:カリフォルニアワインあらかると

¥4,704 送料別
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