[2007]トカイ・アスー・3プットニョストカイ・ケレシュケドゥーハーズ / ハンガリー500ml / 甘口白

[2007]トカイ・アスー・3プットニョストカイ・ケレシュケドゥーハーズ / ハンガリー500ml / 甘口白 2007 TOKAJI ASZU 3 PUTTONYOS / TOKAJI KERESKEDOHAZ▼トカイ・アスーについてハンガリーの北東に位置するトカイ・ヘジアリャ地方。この地方で生産される、ハンガリーで最も有名なワインがトカイ・アスーです。アスーとは「糖蜜のような」という意味で、シロップのように甘いワインを指してこう呼びます。トカイ・アスーには糖分によってランクが分けられており、中でもトカイ・アスー・エッセンシアは、フランスのボルドーにあるソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼとともに世界三大貴腐ワインと呼ばれています。▼3プットニョスとはブドウを運ぶ26kg入りの籠をプットニュと呼び、136リットルの樽に何籠分の貴腐ブドウを入れたかにより糖度が変わります。通常3〜6籠分の貴腐ブドウが使用され、それが「3プットニョス」というように呼ばれるのです。3籠分の貴腐ブドウを使用した、3プットニョスは、最低3年の熟成を経てから出荷されます。▼トカイ・アスーの歴史紀元前からワイン造りを行っていたハンガリーですが、トカイ・アスーが誕生したのは17世紀で、世界最古の貴腐ワインと言われています。もともとワインの生産地だったトカイ地方では、17世紀頃にはすでにワイン用の白ブドウの栽培が盛んに行われていました。この地方では、秋から冬になると毎朝、濃い霧が発生し、ブドウに害が及ぶため秋が到来する頃になると、農民は忙しくブドウを収穫するのでした。ところが17世紀のハンガリーは非常に不安定な状態にありました。西からはオーストリアが侵攻し、一方で南からはオスマン帝国に侵攻され、ハンガリーは、その2国の戦場と化していたのです。そのような状況下でありながら国内では貴族の対立、農民の反乱が頻発し、まさに混乱を極めていました。そんな17世紀のある年、オスマン帝国軍がトカイ地方に進軍してきました。トカイ地方の農民は、収穫間近だったブドウの収穫をあきらめて安全な土地に避難せざるを得ませんでした。晩秋、冬も間近になってオスマン帝国軍は退却し、農民は自分たちの家に戻ることができましたが、そのときには霧のために表面がカビだらけになり、小さくしぼんだブドウが畑に残されているだけだったのです。しかし生活がかかっていた彼らは、カビの生えたブドウを一粒ずつ丁寧に収穫し、ワインを造りました。そうして、ワインが完成してみると、そのワインは黄金色をしたとても甘いワインになっていたのです。この貴腐ワインに貴族たちは驚き、賞賛し、憧れるようになりました。特にフランス、ブルボン朝最盛期の王であるルイ14世は贈られたトカイの貴腐ワインを飲み、いたく感激して「ワインの王にして、王のワインである」と賛辞しました。こうしてトカイ地方は貴腐ワインの生産地となり、貴腐ワインは貴族達の飲み物になりました。 ▼味わいについて貴腐ワインの深い香りと濃厚な甘みの中に、爽やかさを持ったみずみずしい風味が広がるワインです。贅沢なひとときをお楽しみください。※ヴィンテージは変更になる場合がございます。※写真はイメージです。実物と異なる場合がございます。

販売店:プレミアワインセラー

¥2,100 送料別
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